今回こそ奏和……
と思わせておいて、伯麗ISだ!
外園丈治
泣くて。
泣く。
89話〜91話は神。
特に90話と91話は両方泣いてる。
お前、本当に「ポッと出」のキャラか?
才能との折り合いの付け方。
特に、自分のすぐ近くに「上位互換」が居る時の絶望感。
しかも、外園が万能型というのがまた…
これが一芸特化なら「自分は一芸特化だから、不利な分野があるし負けても仕方ない」とか「二芸や三芸身につければ、上回れるかも」とか思える余地もあったのかもしれない。
それでもフェイントに活路を見出そうとする場面に、外園の試行錯誤が見て取れる。
彼は最後まで諦めなかった。
何よりキャプテンシー、人格面が本当に卓越してる。
チームを率いる資質は間違いなく作中でもトップクラス。
読者である自分ですら外園さんに着いて行きたいし、外園にあんな風に励まされたら「頑張ろう」と思える。
漫画を読んでいて泣くことはあった。
でも、同じキャラに、2話連続で泣かされるとは思わなかった。
灼熱カバディを最終回直前まで読んでなお、
この二つの回が「最高の回」だと思える。
「スポットライトが当たっていなくとも、カメラが回っていなくとも、脇役なんていない」
多くの「凡人」が抱える悩みを乗り越えた上で、自分も、周りも、それぞれが自分の人生で主役になれるのだと、外園は教えてくれました。
なお、その後は観客席から解説(?)役になった外園。
あんまり解説出来てないことも多いが、細かいことは気にしないのさ。
しかし、山田とヴィハーンへのアドバイスは的確で具体的だった。
凡人であることに悩む山田と、
成長に悩むヴィハーン。
彼らと共通する問題に取り組み続けたからこそ、
外園の言葉は説得力を持つ。
しかも画一的なただの精神論ではない。
状況によって、相手によって、アドバイスを変えている。
伯麗以外の選手に対してもこのようにアドバイスが出来るということで、
やはり外園はリーダーとしての資質に優れてるのかなと思う。
一回戦は実質十話かかったかかからなかったか位なのに、この完成度。
試合ごとに神回がある灼熱カバディだけど、伯麗戦は特に泣かされた。
というわけで、次回こそ奏和メンバーに触れたいなと思う。
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