梅と妓夫太郎
さて妓夫太郎は自分の存在、自分の教えが梅の人生に悪い影響を与えたことを悔いていましたが、
妓夫太郎が居たから梅の人生がダメなものになった、と断定は出来ないのかなと。
そしてそもそも梅は今の人生を本気で悔いるような発言はしていないんですよね。
むしろ鬼同士とは言え、信頼する妓夫太郎とともに過ごし続けることが出来たのは彼女にとって幸せだったと言えるかもしれません。
侍を失明させた辺りから「穏やかな人生」から運命が外れていきましたが、
鬼になってからの人生も、命を落とすまで妓夫太郎と梅は二人で生き続けました。
炭治郎と禰豆子をはじめこの作品では兄妹愛、家族愛が取り上げられることがしばしばありますが、
鬼になってなお共に過ごす梅ら兄妹も、ひとつ家族の形であったのかなと思います。
では今回はここまで。
また次回。
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