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“メガシンカ”図鑑説明文
今回はなにかと話題になっていたメガシンカポケモンの図鑑説明文に注目。
メガシンカに際しネガティブな変化が起こることもあるだけでなく、
それらが過激に説明されており、衝撃を受けたプレイヤーは少なくないのでは。
というわけでメガシンカ図鑑説明文の中でネガティブな変化を含む図鑑説明文のみを抜粋。
そこに私なりの解説を掲載していきたいと思います。
では早速見ていきましょう。
メガフーディン
【説明文】
メガシンカに よって その力の すべてが サイコパワーに 変換。 筋力 さえも 失った。
筋肉と 引き換えに フーディンの 真の 力が 解放 された。 サイコパワーで すべてを 見通す。
【解説】
サイコパワーと引き換えに筋力を失った、とされるメガフーディン。
「メガシンカによってその力のすべてがサイコパワーに変換。」までに留めて、ぼんやりと濁しておいてもよさそうなところを、
その後にわざわざ「筋力さえも失った。」と付け足していることから、
“メガシンカは都合よくパワーアップさせてくれるだけの代物ではない”点を強くアピールする、制作側の意図を感じます。
また、「筋力“さえも”失った」とあることから、筋力ほどではないものの他の何らかの力も失っている可能性があります。
一体強大なサイコパワーのためにどれほどの代償を支払ったのか、気になるところです。
メガヤドラン
【説明文】
シェルダーの 消化液に 浸り ヤドンが 覚醒した。 ちょっとの やる気と 多くの パワーを 得た。
メガシンカの エネルギーは すべて 尻尾の シェルダーに 注がれた。 そして ヤドンは 丸呑みに された。
【解説】
メガヤドランに関してはユーモラスな変化が大きいのですが、一応掲載。
メガシンカのエネルギーがシェルダーに全て注がれてしまったというまさかの事実。
これはもはやメガシェルダーと言っても差し支えないのではないでしょうか。
また、「ヤドンだから大丈夫か」となんとなく感じてしまいがちですが、
図鑑説明文には、シェルダーの“消化液に浸り”…とあります。
ヤドンが覚醒したのは結果論で、
実際のところメガシンカのエネルギーを得てパワーアップしたシェルダーがヤドンを溶かしてしまおうとしたわけですよね(消化液が大量に分泌されたのは不随意かもしれませんが)。
が、頑張れヤドン…!
メガゲンガー
【説明文】
ゲンガーの 絆は いびつ。 ゲンガーが 獲物として 狙う 相手としか 芽生えないとも。
すべての ものの 命を 狙う。 主で ある トレーナーにさえ 呪いを かけようと 狙っているぞ。
【解説】
自分以外の全ての命を狙いはじめたメガゲンガー。
主であるはずのトレーナーにさえ呪いをかけようとしており、
ここでも改めてメガシンカが与えるのは都合の良いパワーアップだけではない、ということが示されます。
獲物として狙う相手としか絆を生むことができない歪さが強調されており、
ゲンガーが戦闘時でも笑みを絶やさないのはそういう事情もあるのかな、と考察。
戦闘中は敵の命を狙うのが楽しいだけでなく、敵との絆さえ感じているのかもしれません。
メガカイロス
【説明文】
メガシンカの 影響で 常に 興奮。 2本の 大角で 敵を 刺し貫いてから 引き裂く。
猛スピードで 飛びまわり 相手の 隙を 狙っている。 巨大な ハサミで 串刺しにする つもりだ。
【解説】
メガシンカの影響で常に興奮、という説明文から精神的に落ち着かない状態になっていることがわかります。
メガシンカが関係するのは筋力や能力だけではない様子。脳神経になんらかの刺激を与えているのでしょうか。
実際メガシンカ状態でのカイロスの眼球はかなり危うい見た目をしています。
そしてメガカイロスの攻撃手段もかなりエグめ。
串刺しにした後引き裂くという、アニメではとてもお見せできないやり方で敵を狩ると説明されています。
メガカイロスは常に興奮状態であることから、そのやり方も激しいものになっているのでしょう。
メガギャラドス
【説明文】
メガシンカが 脳にも 作用。 すべてを 焼き尽す 破壊の 本能しか 残っていない。
メガシンカで 身体に 負担が かかっている。 ストレスで 一層 凶暴に 暴れまわるのだ。
【解説】
カイロス同様、ギャラドスも脳神経にメガシンカの影響を受けたポケモンの一体。
「全てを焼き尽くす破壊の本能しか残っていない」と説明されており、
破壊の本能以外の感情や思考は全てメガシンカのエネルギーにより抑圧されたことがわかります。
当然強烈な変化は身体にも影響を与えており、大きな負担からストレスが生じている様子。
しかしどれだけストレスがたまってもメガギャラドスには破壊の本能しか残されていないため、
全てを焼き尽くすことでしかストレスを解消できない状態となっています。
メガプテラ
【説明文】
メガシンカし 以前に 輪を かけて 凶暴に。 過剰な パワーに 苦しんでいるためと いわれる。
動くもの すべてに 襲いかかる。 メガシンカが 身体に 負担で とても 苛立って いるからだ。
【解説】
メガシンカによる過剰なパワーが身体の負担となり、苛立ちを募らせ凶暴に。
これまでの説明文から判断しても、“メガシンカ”はそのポケモンの潜在的な能力を爆発させる…というよりは、
“メガシンカ”自体に宿る莫大なエネルギーを、ポケモンの容量に関係なく注入し無理やり留めているかのような印象を受けます。
これについては後述。
自分でも持て余すほどのエネルギーを身体に抱えた結果、
時には脳に、時には身体に、さまざまな影響が生じているのかもしれません。
なおメガプテラは脳や身体への直接の苦痛は明言されていませんが、
一方でメガシンカを行う(=強大なパワーを宿す)こと自体が大きなストレスとなっている、というのは一つの発見。
もしかすると「プラスパワー」や「スペシャルアップ」などの強化アイテムの投与もあまりにも過剰だと、
ポケモンの負担になっている可能性もありますね。
メガハッサム
【説明文】
過剰な エネルギーを 浴びて 常に オーバーフロー気味。 長時間は 戦えないのだ。
メガシンカの 影響で ハサミは 挟んだ ものを ズタズタに 裂く 凶悪な 形に 変化した。
過剰な メガシンカの エネルギーを 蓄えているため 長時間 経つと 身体が 溶け始めてしまう。
はさむより 殴るほうが 得意。 長い時間 戦うと ハサミの 重さに 耐えられなくなる。
【解説】
メガシンカのエネルギーを浴びた結果、
エネルギーの容量は常に限界を超え、
ハサミは挟んだものをズタズタにする凶悪な形状に変化し、
長い時間戦うとハサミそのものの重さに耐えられなくなり、
さらには身体が溶け始めていく…という
身体への負担がとりわけ大きなメガシンカ。
過剰なエネルギーの結果身体が溶け始める…というのが特に気になる点。
莫大なエネルギーは、それを宿しているポケモン自身の身体をも溶かしてしまうものなのか。
また、“溶ける”というのは鋼タイプのハッサムだからこそなのか、
他のタイプのポケモンの場合はまた違った変化が現れるのか。
この「溶ける」という現象については後ほど触れていきます。
メガヘラクロス
【説明文】
凄まじい エネルギーを 浴びて ビルドアップ。 メガシンカが 終わると ひどい 筋肉痛に 悩まされる。
【解説】
メガシンカ後はひどい筋肉痛に悩まされる、ある意味では軽度の後遺症にも繋がり得るメガシンカ。
かなり刺激的な図鑑説明文を見てきたため、
「筋肉痛」くらいであればなんだが生易しいものに見えてしまいますが、
メガシンカ後にも影響が残るというのは地味に大きな発見。
メガシンカを解除すればメガシンカの影響はスッキリ解消される…というわけではどうやらなく、
少なくとも疲労や痛みなどの負担は継続して残る可能性がある、ということがわかります。
他のポケモンがメガシンカ中に受けた身体的・精神的苦痛や疲労に関しても、
メガシンカ後にある程度残ってしまうのかもしれません。
メガヘルガー
【説明文】
赤いツメや シッポの 先端は ヘルガー 自身が 苦しむほどの 高温で すでに 溶けかけている。
【解説】
メガハッサム等と同様、あまりに大きなエネルギーのためにヘルガー自身の身体を溶かしはじめています。
鋼タイプのハッサムが“溶ける”のと同様に、
炎を宿すヘルガーも自身を“溶かす”恐れがあるようです。
ということは“溶ける”現象は、溶けやすい鋼タイプや溶かしやすい炎タイプ特有のものなのでしょうか…?
これについても後述。
また、メガハッサムとは違い長時間の戦闘を経たわけでもないのに既に溶け始めているのが気になるところ。
ヘルガーの“炎”はメガシンカのエネルギーを大きく浴びやすいのか、コントロールし切れていないのか、
ともかく既に大きな負担がかかり始めていることがわかります。
メガバンギラス
【説明文】
凄まじい パワーを 注入され 背中が 裂けて しまった。 ただただ 破壊する 本能のみで 動く。
メガシンカの 影響で 更に 凶暴に なった。 トレーナーの 命令も 聞こえているか 不明。
【解説】
“メガシンカ”は凄まじいパワーの注入である、ということが改めて確認できた説明文。
耐久力の高いバンギラスの背中を裂けるほどの凄まじいパワー、
そしてメガギャラドスのように“破壊の本能”のみが残されてしまった様子。
トレーナーの命令さえも聞こえているか不明であり、
破壊の本能と破壊のエネルギーだけを秘めた存在となってしまいました。
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