【BLEACH】強すぎ?シュテルンリッター(星十字騎士団)強さランキング&一覧でガチ考察【滅却師/なんj】

ランキング・一覧

滅却師(星十字騎士団) 強さランキング&ガチ考察

星十字騎士団強さランキング

1位:ユーハバッハ
2位:ハッシュヴァルト
3位:ジェラルド
4位:リジェ・バロ
5位:アスキン・ナックルヴァール
6位:グレミィ・トゥミュー
7位:石田雨竜
8位:ペルニダ・パルンカジャス
9位:ロイド(R)
10位:ニャンゾル・ワイゾル

11位:バズビー
12位:バンビエッタ・バスターバイン
13位:エス・ノト
14位:キルゲ・オピー

15位:マスク・ド・マスキュリン
16位:リルトット・ランパード
17位:ぺぺ・ワキャブラーダ
18位:ジゼル・ジュエル
19位:ミニーニャ・マカロン

20位:ナナナ・ナジャークープ
21位:ロバート・アキュトロン
22位:キャンディス・キャットニップ
23位:蒼都
24位:BG9

25位:ロイド(L)
26位:ドリスコール・ベルチ
27位:ベレニケ・ガブリエリ
28位:ジェームズ・ギズバット



各聖文字ごとの考察

“A” ユーハバッハ

BLEACH」より引用, 久保帯人,集英社,

主な戦績

○ vs 山本元柳斎重國
○ vs 黒崎一護
vs 麒麟寺
○ vs 兵主部
○ vs リルトット、ジゼル・ジュエル
× vs 黒崎一護、藍染惣右介、阿散井恋次、石田雨竜

 

聖文字:A (ジ・オールマイティ/全知全能)
これから起こること全てを見通し、知ることができ、さらに改変する能力。

無数に存在する可能性(未来)を全て把握することができる。
この能力で見たことのある未来の出来事が、いずれ現実で起こったとしてもそれによってダメージを受けることはなくなり
さらにその出来事自体を自在に改変ができる。

あらゆる未来を全て見通し改変できるため、
例えユーハバッハに対抗して未来を変えようと色々な行動をしても、その変えた先の未来をユーハバッハは改変してくる、というチート級能力。

BLEACH」より引用, 久保帯人,集英社,

過程はすっ飛ばして結果だけ改変する為、
「さっきまで握っていた刀が1秒後に折れていた」という、理論や理屈に関係のない滅茶苦茶な改変も可能

さらには「自らが絶命した未来」さえ書き換えることが出来るという圧倒的な不死性も持つ。

また、ユーハバッハ自身の特性として魂を分け与える能力を持つ。
ユーハバッハの身体に触れた者は心身ともに癒され、力を与えられる。

一方で、触れた者の知識や才能などの一部はユーハバッハに刻まれていく。

そして、力を分け与えられた者が命を落とした時、その力はユーハバッハの元に集約される。

また、ユーハバッハの一部を身体に取り込むと、能力を冠した文字(聖文字)を授かり、さらに深く強い力を得られる。

さらに、ユーハバッハの魂のカケラは空間にばら撒くことができ、それに触れた者が命を落とした場合でもユーハバッハの元に力が還元される。

つまり、「自分の魂のカケラを与える代わりに、相手の力を貰ったり、亡くなった後に徴収することで自分を強化していく」という特性を持つ。
戦争が起これば起こるほどユーハバッハは無限に強化されていくため、極めて成長率の高い性質といえる。

また、自分の何かを封印されたり奪われたりしても、自らに対し「与える」ことで対処が可能。
例え力を奪われても、例え声を奪われても自らに与えることで復調できる。

(ロイドが化けた)偽ユーハバッハとの戦闘を終えた山爺を一刀両断にしたり、
卍解状態の黒崎一護を圧倒するだけの基礎戦闘力を持つ。

防御壁を体外まで広げる「外殻静血装」はガードが可能なだけでなく、触れた者をも取り込んでコントロール下に置く性質を持つ。

眠りについた際、ユーハバッハとハッシュヴァルトの能力は逆転する。

“A” 石田雨竜

BLEACH」より引用, 久保帯人,集英社,

主な戦績

vs 黒崎一護
vs ハッシュヴァルト

 

聖文字:A (完全反立/アンチサーシス)
指定した2点の間に起こった出来事を逆転させる。

2点の間に起こった出来事を逆転させるという概念系能力。大ダメージを負ったとしても、それを相手に移し替えることが可能。
あえて自ら致命傷を作り、それを相手と逆転することで、即死攻撃のような扱い方も可能と思われる。

作中での戦闘描写が少なかったため、考察の余地は大いにある。



“B” ユーグラム・ハッシュヴァルト

BLEACH」より引用, 久保帯人,集英社,

主な戦績

vs 京楽、伊勢七緒
○ vs バズビー
vs 石田雨竜

 

聖文字:B (世界調和/ザ・バランス)
ハッシュヴァルトを中心とした一定の範囲内で、幸運な者に同量の不運を与える能力。
ただし、ハッシュヴァルト自身に起こる不運は全て「身代わりの盾」が肩代わりする。

幸運なことが起きた者に、同じ量の不運を与える能力。

例えば石田がハッシュヴァルトにダメージを与えた際、
敵にダメージを与えたという「幸運」に釣り合う「不運」が石田に与えられる。
ここでハッシュヴァルトに与えたダメージが石田に返ってくる。

さらに、ハッシュヴァルトが受けた「不運」(ダメージ)は全て“身代わりの盾”に移し替えられるが、
この“身代わりの盾”にダメージを与えたという「幸運」に釣り合う「不運」が、またしても石田に与えられる。
ここでまたもやハッシュヴァルトに与えたダメージが石田に返ってくる。

つまり、石田がハッシュヴァルトに100のダメージを与えると、
ハッシュヴァルトは100回復しつつ、石田は100×2のダメージを受けることになる。(厳密には回復ではないが)

殴り損どころの話ではない。
殴れば殴るほど、その倍の回数自分が殴られることになる上、ハッシュヴァルトは無傷である。

「幸運」と「不運」のバランスを取る、という概念系能力であり、この能力に対してどんな対策が有効に働くのかも不明。

元々は周囲から霊子を吸収することが出来ない滅却師であり、
ユーハバッハのような与えた対象から力を徴収する、といった芸当もできない。
ただひたすら分け与えるだけの能力であり、これが「不運を分け与える」聖文字の能力に繋がっていると思われる。

なお、ユーハバッハが眠りについた時、ユーハバッハとハッシュヴァルトの持つ能力は逆転するが、
この際獲得する「全知全能」はユーハバッハほどの精度では無い。

“C” ペルニダ・パルンカジャス

BLEACH」より引用, 久保帯人,集英社,

主な戦績

vs 夜一
○ vs 更木剣八
× vs 涅マユリ、涅ネム

 

聖文字:C (強制執行/ザ・コンバルソリィ)
神経を敵の体に潜り込ませ、動きを強制的に制御する。

霊王の左腕と思しき物体。
神経を伸ばし、触れた対象物の身体をぐしゃぐしゃに折りたたむ。

ペルニダの巡らせる神経に触れたが最後、そのまま全身を折りたたまれてしまうか、触れた部位を斬り落とすかの2択を迫られる

神経を巡らせることができるのは有機物に限らない。
例えば床や壁などの無機物にも神経を通すことで、
“神経の範囲”を拡大していったり、床や壁そのものを物理的に操ったりすることが可能。
広範囲に神経を張り巡らせれば、相手はペルニダ付近数十メートル以内の床をまともに歩くことすらままならない。

さらには滅却師の矢に神経を繋げて攻撃することで、強制執行の範囲を大幅に拡大することも可能。
実質ガード不可の攻撃になるため、矢の威力も上がっていると捉えられる。

ペルニダが神経を張り巡らせる限り接近するだけで肉団子にされるリスクが常につきまとう、極めて凶悪な能力である。




さらに厄介なのが、その増殖能力である。

ペルニダが攻撃を受け身体の一部を欠損した場合、
失った体の一部から身体全体が再生され、結果ペルニダが一体増殖する。
そのため、下手にダメージを与えるとペルニダがどんどん欠損し、増殖していく恐れがある。

まともな戦闘ではペルニダを倒すどころか、むしろ増殖させて取り返しのつかない事態に発展する恐れがある。

BLEACH」より引用, 久保帯人,集英社,

また、戦闘の中で成長するという特性があり、
神経を繋いだすべてのものの情報を吸い取る性質を持つ。
具体的には敵の扱う言語や、果ては能力の機序までコピーしてしまう。
そのため強制執行や分裂能力を恐れて様子見をしていると、その間に周囲の物の情報を吸収してどんどん強化されてしまう。

作中ではマユリによって“過剰成長による自滅”を誘発し撃破に成功したが、
正攻法ではまず突破できない能力と不死性である。
チート能力持ち揃いの滅却師の中でも、トップクラスに凶悪な能力と言える。

“D” アスキン・ナックルヴァール

「毒々しくって、眩々するだろ?」

BLEACH」より引用, 久保帯人,集英社,

主な戦績

× vs 二枚屋王悦
○ vs グリムジョー
○ vs 黒崎一護
vs 井上織姫、チャド
vs 夜一、夕四郎
× vs 浦原喜助、グリムジョー

 

聖文字:D (致死量/ザ・デスリーディング)
完聖体:神の毒味(ハスハイン)
指定した物質を摂取した時に100%絶命する“完全致死量”を弾き出し、その量を自在に上下させる能力。

相手を致死に追いやる攻撃性能と、相手の霊圧に耐性をつけていく耐久性能が持ち味。

“致死量”の能力は色々なものの致死量を調整できるが、
例えば血液や霊子、酸素や窒素を致死量の対象にされたが最後、ほとんどのキャラはまともに抵抗すら出来ないだろう。

仮に血液を対象にされてしまった場合、
自分の血液を抜けば“致死量”の能力からは逃れられるが、代わりに失血死してしまう。
逆に失血死を恐れて血を抜かなければ、“致死量”の能力で命を落としてしまう、
という「どちらにせよ命は落とす」というジレンマが発生する。

酸素などが致死量に設定された場合でも同様、
酸素を吸えば“致死量”の能力により絶命に近づき、
かといって酸素を吸わなければ当然生命活動を維持できなくなる。

致命的な事態を簡単に発生させることができる能力であり、
かつ概念系の能力でもあるため対策は容易では無い。

作中では無数の手段を持つ浦原喜助が居たために逐一対応が出来たが、
多くのケースでは黒崎一護やチャド達のように無抵抗で這いつくばることしか出来なくなるだろう。




攻撃性能の高さもさることながら、耐久性も凄まじいものがある。
相手の攻撃を受けることで、相手の霊圧に対する致死量を操作できるようになり、
ダメージを受けにくくなるうえ、傷の回復も早くなっていく。

本人は“免疫”と語っているこの性質により、「一撃で倒さなければ、もう倒せない」という耐久力へと繋がっている。
アスキンの耐久力は浦原喜助曰く「1分もあればどんな攻撃でも無効化してしまう」。

BLEACH」より引用, 久保帯人,集英社,

さらに完聖体“神の毒味(ハスハイン)”になると、最長でも1秒間攻撃を受けるだけで、その攻撃を無効化してしまえる。

※なお、夜一の「1秒間に48回霊圧が変化する状態」に対し、
「1秒だけ攻撃を受け切れば全48種コンプリート」と語っており、
そのセリフの意味通りだと1つの霊圧につき0.02秒程度受けるだけで対応し切っていることになるが、能力説明のニュアンス的には1つの霊圧につき合計1秒受ける必要があるとも考えられる。

“神の毒味”状態は圧倒的な免疫獲得能力の高さを誇っており、アスキンに最初に触れてから1秒以内に絶命させられなければ、その後は傷一つ付けられなくなってしまう。

さらに、一度受けた霊圧は今後どのような形で変化しようとも、免疫が完全対応するというオマケつき。

「ほとんどの攻撃を受け付けず、蘇生能力も持つ」リジェ、
「ダメージを受けると回復し巨大化する」ジェラルド、
「攻撃を受けると分裂し増殖する」ペルニダなど、
親衛隊に共通する圧倒的な耐久性・不死性が、アスキン・ナックルヴァールにも備わっている。

半端なダメージはむしろ強化のトリガーになってしまうため、
最初の一撃で完全に絶命させるのが最も堅実な対策と言える。

また、致死まではいかないがそこに近い状態まで衰弱させる「毒入りプール」、
食らった相手に致死量の能力をモロに与える「毒入りボール」、
致死量の能力を一点集中させ即死させる「猛毒の指輪」、
中にいるだけで有毒であり、かつ脱出不可能な「猛毒領域」を展開できるなど、
能力の応用も効く。

さらに厄介なのが、「致死量」の能力に関係なくアスキン・ナックルヴァール自身の基礎能力も高い点。
万全の夜一の攻撃をさばきながら“毒入りボール”を食らわせることができ、
自身の戦闘に関して味方滅却師のサポートを必要としない。

総じて、能力の対応力に富み、殺傷能力に長け、高すぎる耐久性能を誇る能力と言える。
親衛隊に選ばれるのも納得のスペックと言えよう。

“E” バンビエッタ・バスターバイン

BLEACH」より引用, 久保帯人,集英社,

主な戦績

○ vs 平子真子
vs 雛森桃
× vs 狛村左陣

 

聖文字:E (爆撃/ジ・エクスプロード)
完聖体:神の炎(ゾフィエル)

自身の霊子を撃ち込んだものを爆弾にする能力。

平子の逆撫の能力に苦戦するも、完聖体を発動し全方位爆撃で反撃。
雛森の奇襲にも対応できる。

ガード不可の爆撃能力が最大の特徴。
“触れたら最後”の爆撃を広範囲に高速で展開可能ということもあり、

基本的なバンビ対策は

・やられる前にやる
・高い機動力でひたすら回避する
・爆撃の的となる物質を大量散布し囮にする

あたりに絞られる。
いずれにせよバンビ以上の高速移動が出来なければ苦戦は必至であり、ノロノロしていると爆撃能力の的となる。

なお、作中では命を置いてきた狛村により撃破された。
攻撃特化のバンビに対し、その攻撃の意味を無くす戦法は極めて有効である。

“F” エス・ノト

「生きることと 生かされることに 
違いは無い 

死ぬことと 殺されることに 
違いが無いように」

BLEACH」より引用, 久保帯人,集英社,

主な戦績

vs 阿散井恋次
○ vs 朽木白哉
vs 山本元柳斎重國
× vs 朽木ルキア、朽木白哉

 

聖文字:F (恐怖/ザ・フィアー)
完聖体:神の怯え(タタルフォラス)
光の棘(神聖滅矢)を飛ばし、刺さった者の恐怖心を増加させ発狂・○害する能力を持つ。

恋次の攻撃を基礎技術でさばいたり、
強靭なメンタルを持つ朽木白哉を聖文字の能力で制圧したりと、
(卍解を奪っている状態とはいえ)並の隊長格を苦にしないスペックを誇る。

強靭な精神力を持つ者でも“恐怖”は大きな脅威となり、
さらに能力を宿す光の棘自体も氷の壁程度であれば貫通してくるため、色々な意味でガードが難しい能力。

そのためエスノトの能力に対しては、基本的に回避が第一選択となる。

ただし、複数の光の棘をコントロールして飛ばすことができる上、上述した通り光の棘は物質を貫通して飛んでくるため、回避は容易ではない。

なお、分子の運動が停止すると“恐怖”の浸潤も止まるらしく、
袖の白雪により身体を氷点以下に下げられたルキアには対応されていた。

中々無いケースではあるが、自分の体温を低くすることができる能力持ちはエスノトに対し優位に立ち回れる可能性がある。

完聖体の“神の怯え”は視神経を通って恐怖を送り込む能力。一度目にしたが最後、目を閉じてもむしろ恐怖が増幅してしまうという性質を持つ。

聖文字の基礎能力と完聖体の能力の相性は非常に良く、
「光の棘を回避するためにエスノトの挙動をよく観察していたら、“神の怯え”を発動されて能力に掛かってしまった」という事態にも陥りかねない。

エスノトを見れば完聖体をまともに目にしてしまい、
エスノトを見なければ光の棘を回避するのが極めて難しくなる。

また、上述したルキアに対しても神の怯えは有効であり、
神経が機能する生物全てに適用されると思われる。





精神攻撃がメインという希少なキャラであり、どれだけ強力な敵がいたとしても勝ちが狙えるエスノトの能力。
精神面がタフなだけでは対応できず、
聖文字の基本能力と完聖体の能力はどちらも強力で、かつ噛み合っている。

物理的なガードは血装頼りなため、防御面はそれほど厚くない。

離れた場所から視認せず、霊圧だけでエスノトを探知し、遠距離攻撃を仕掛け続けるのが安全か。

あるいは恐怖の感情が脳内に巡り切る前に、高速・高火力で押し切ってしまうのも最終手段として有りだろう。

“G” リルトット・ランパード

BLEACH」より引用, 久保帯人,集英社,

主な戦績

vs 更木剣八(?)
vs 黒崎一護
vs 朽木白哉
○ vs ぺぺ(?)
× vs ユーハバッハ

 

聖文字:G (ザ・グラタン/食いしんぼう)
完聖体:神の飢餓(ガガエル)
口元を変形させ、あらゆるものを噛みちぎり食べ尽くす能力。消化するまで、捕食した者の能力を扱うことができる。

一般隊士の集団やぺぺなど、物理的な戦闘力がそれほど高くない相手であれば一方的に食いちぎれるだけの攻撃力を持つ。

完聖体になると、切断能力の高い中距離攻撃を発動できるようになるなどリーチと威力が強化されたが、
成長した一護に対しては有効打とはならなかった。

捕食した者の能力を消化するまで使うことが出来る、という力も持っているが、
能力発動のためにはその対象を食べなければならないというのがネック。

優秀な能力の持ち主であればあるほどそう易々と食べられてはくれないため、
この能力の真価を発揮するためには、味方のサポートは必須と言える。

“H” バズビー

「銃弾、鉤爪、軍旗、刀剣、
五本指折り お前を待つ」

BLEACH」より引用, 久保帯人,集英社,

主な戦績

○ vs 吉良イヅル、席官数名
vs 山本元柳斎重國
○ vs 日番谷冬獅郎
vs 平子真子
vs 黒崎一護
vs 阿散井恋次
× vs ハッシュヴァルト

 

聖文字:H (灼熱/ザ・ヒート)
炎や熱を操る能力。主に指から炎熱を放つが、足から放つ場合もある。

吉良イヅルを不意打ち(?)の一撃で撃破する火力の高さ。
山爺の炎をある程度軽減するなど、炎熱系の能力者としては十分な力の持ち主。
卍解の使えない日番谷冬獅郎と松本乱菊を圧倒できる地力。

高い火力が持ち味であり、一撃でもまともに当たれば相手の身体に風穴を開け、戦闘不能にしていく。
攻撃面では滅却師の中でもトップクラスと言える。



“I” 蒼都

BLEACH」より引用, 久保帯人,集英社,

主な戦績

○ vs 松本乱菊
× vs 日番谷冬獅郎

 

聖文字:I (ジ・アイアン/鋼鉄)
身体を鋼鉄状に変化する能力を持つ。

松本乱菊を制圧できる地力の持ち主。
身体を鋼鉄状に変化する能力を持ち、それを攻撃と防御に活かすシンプルな戦闘を得意とする。

ただし卍解を奪い返され多少動転していたことを差し引いても、弱った日番谷の卍解により単騎で撃破されている点は少々厳しい。

良くも悪くも身体を硬化するだけの能力であり、日番谷に単独で突破される実力のため、
戦闘能力はそれほど高くないと判断せざるを得ない。

“J” キルゲ・オピー

BLEACH」より引用, 久保帯人,集英社,

主な戦績

○ vs ロリ、メノリ
○ vs アパッチ、ミラ・ローズ、スンスン
vs 黒崎一護、浦原喜助

 

聖文字:J (ザ・ジェイル/監獄)
完聖体:神の正義(ビスキエル)
特殊な矢を放ち、その矢を媒体に相手を檻に閉じ込める能力。

「見えざる帝国」の一般兵士を一蹴する実力をもつアパッチ達を圧倒。
また、アヨンの猛撃を受け、ダメージを負うも致命傷には至らない程度の耐久力を持つ。

一方で、神聖滅矢の威力は一護に簡単に対処される程度。本人も「石田雨竜の矢よりは強くない」と語っている。
また、完聖体の状態でも卍解をした一護には苦戦している。

聖隷(スクラヴェライ)により霊子の絶対隷属が可能。しかし頭部の光輪を破壊されると聖隷を維持できなくなるなど弱点もある。

ただし重傷でも“乱装天傀”により行動が可能であり、キルゲが失神したり命を落とさない限りは戦闘可能であると思われる。

また、監獄の能力は一護の月牙でも突破できないほどの拘束力を誇る。

火力面では決定力不足が目立つが、
一方で耐久力はそれなりにあり、監獄の能力により強烈な拘束が可能である。
基礎能力の高さも特徴的で、相性の有利不利が起こりにくい堅実なスペックの持ち主



“K” BG9

BLEACH」より引用, 久保帯人,集英社,

主な戦績

vs 大前田稀千代
× vs 砕蜂

 

聖文字:K (???)
「データを解析し対応する能力」と思われる。

砕蜂の無窮瞬閧を受けても致命傷には至らず、余裕を持って対応できる耐久力を持つ(能力によるもの?)。
しかし卍解を取り戻された後は一撃を食らってしまい、戦線から脱落してしまう。

耐久力に加え、おそらく相手の霊圧や戦法を解析できるなど、
基礎スペックは低くはないはずである。

しかし、他のチート級能力持ちと比べた場合に特筆すべき点がないのも事実である。

“L” ぺぺ・ワキャブラーダ

BLEACH」より引用, 久保帯人,集英社,

主な戦績

○ vs 檜佐木修平
○ vs ミニーニャ
vs 朽木白哉
× vs 涅マユリ+ゾンビ化した隊長達

 

聖文字:L (ザ・ラブ/愛)
完聖体:神の情愛(グドエロ)
ハート型の霊子を飛ばし、それに接触した者を意のままに操る能力。

聖文字の“愛”は、対象の人格を残したままコントロール出来るという、“当たればアウト”の一撃必殺能力。

「対象の霊圧が大きいとコントロールできない」といった弱点があるのかは不明だが、
檜佐木やミニーニャレベルであれば問題なくコントロールできており、
朽木白哉も“愛”の直撃を避けていることから隊長クラスでも容易にコントロールされる危険は十分にある。

心あるものであればなんでも操ることができ、斬魄刀すらコントロール可能。

なお、涅マユリの操るゾンビに「愛」は通じず、ボコボコにされてしまっていた。

弱点は貧弱な本体。
“愛”さえあれば他人が何でもしてくれるため、
自分自身を鍛えなくなっていくのは仕方ないのだが、
能力の性質上一番に狙われるのはぺぺ本体のためもう少し鍛えておくべきだった。

多人数戦で真価を発揮しそうな能力ではあるが、あまりに敵が多いと能力バレした後に一致団結されて狙われかねないため、
作中のようにある程度人数が減ってから動き出すのは合理的ではある。

“M” ジェラルド・ヴァルキリー

BLEACH」より引用, 久保帯人,集英社,

主な戦績

vs 朽木白哉、阿散井恋次、朽木ルキア、平子真子、雛森桃
vs 日番谷冬獅郎
○ vs 更木剣八

 

聖文字:M (奇跡/ザ・ミラクル)
完聖体:神の権能(アシュトニグ)
傷を負った部位を、無傷の巨大な部位へと交換する。

傷を負ったものを神の尺度へと交換する、という能力。

ダメージを負えば負うほど実質回復しながら巨大化していくため、
絶命させる勝算もなくジェラルドを攻撃することは、むしろ彼をいたずらに強化するだけの逆効果となってしまう。

また、サイズに応じてパワーと破壊規模も増加するため、戦えば戦うほど手がつけられなくなっていく。

さらにジェラルドの持つ「希望の剣(ホープヌング)」は刃こぼれするなどして破壊されると、
そのダメージをカウンターする性質を持つ。

こちらからの攻撃は逆効果でしか無い上に、ジェラルドからの「希望の剣」による攻撃を刀などで受けたり、「希望の剣」を破壊しようとすると、
かえって大ダメージを受ける結果となってしまう。

こちらから攻撃を仕掛けてもダメ、あちらからの攻撃を受けてもダメ、という非常に理不尽な戦闘能力を持つ。

ちなみに朽木白哉達にとどめを刺された時は「奇跡」により蘇ったが、
王悦には一撃で仕留められていることから、「奇跡」の発動条件があるのかもしれない。

例えば、ジェラルド自身が「ここから巻き返したら奇跡だ」と感じることが条件である、とか。

だとすると、王悦に一瞬でやられた際はそんなことを考える間もなかったためか、

あるいは、

あの状況下では滅却師の方が人数が多く、ジェラルドが王悦に対し復活勝利をあげることは「奇跡」でもなんでもないため、

復活能力が発動しなかったのかもしれない。

BLEACH」より引用, 久保帯人,集英社,

ジェラルドを更木剣八が一刀両断した際は、完聖体「神の権能(アシュトニグ)」となって蘇っていた。

この状態はジェラルド曰く
“死して尚 神の為に剣を振るう者なり”らしく、
一応絶命してはいるらしい。

「奇跡」の能力は生死をも凌駕する何かである、ということになる

あるいは、完聖体の発動条件は「絶命する事」にあるのかもしれない。




「神の権能」状態ではこの世の元素に囚われない性質を獲得しており、
日番谷による強力な氷結能力をほぼ無視して動くことができるようになっている。

さらにこの状態で身体をバラバラに砕かれても、巨大な光の結集体となって蘇ることができる。

「傷を負うと巨大化する」という能力ゆえに、
ダメージで巨大化するのは当然だが、
明らかな致命傷を負っても何度でも蘇るのはあまりにも凶悪。

正攻法での攻略は至難を極める能力と言える。

後述する対策方法を除けば、

ジェラルドに何も考えさせる間すらなく一撃で仕留め切るか、
倒すことを諦めて封印などで対処するか、という手段に限られてくるだろう。

なお、BLEACHの公式Q&Aにて、

完聖身体になる直前、剣八に真っ二つにされた時に浮かんでいた滅却十字がジェラルドの核のようなものであり、「これが破壊できれば、ジェラルドを倒せる」との情報が明かされた。

普段は体内にあるのか、

復活時のみ現れる仕様なのかは不明。

ただし、もし体内に常時存在するタイプだとするなら、

剣八や白哉などの猛攻、日番谷の概念凍結を受けてなおことごとく復活していたと言う事実は、滅却十字が破壊されなかったということの裏返しでもある。

現存する死神の力を集約しても破壊できないほどの硬度は非常に驚異的。

または、そもそも破壊などされない概念系の物質である可能性さえある。

あるいはもしかすると、ジェラルドに対して多対一の構図になっている時点で「奇跡」の発動条件が適用され、

何をしても滅却十字は破壊されないようになっているのかもしれない。

復活時のみ滅却十字が顕現するタイプだとしても同様に、破壊されないようになっている可能性もある。

…という、これらの情報を整理した上で最も有効な対策は、王悦が見せたあの倒し方。

つまりは、

ジェラルド側を不利にしないまま、一撃で仕留める。

これである。

奇跡が起こる余地を作らせない。

まず、死神側がジェラルドに対し、人数の有利を取らないようにする。

これは大前提と思われる。

例えば最後の戦闘の場面。

日番谷だけを残して、他の死神達はさっさと陛下の元にでも向かっておけば、もしかすると奇跡は起こりにくかったかもしれない。

なにせ1vs1、ジェラルドからすると有利でも不利でも無い状況。

そしてそこから、一撃で始末をする。

下手にボコると、ジェラルド側にのみダメージが蓄積し、

「ここから私が復活すれば、それは奇跡という事だ」的な、奇跡の言い訳を作らせることになる。

死神側の方が人数が多かったり、そこから更に一方的にジェラルドをボコろうものなら、

本編の通りジェラルドは饒舌に「奇跡」を謳う。

もし、早々に一対一に切り上げておけば、

ジェラルドの能力は全く発動しない、ということも案外あったかもしれない。厄介な滅却十字すら出させない。

そういう意味で王悦の倒し方は、ジェラルドを最効率で撃破するやり方だったと言える。

“N” ロバート・アキュトロン

BLEACH」より引用, 久保帯人,集英社,

主な戦績

vs 京楽
vs 黒崎一護
× vs 朽木白哉

 

聖文字:N (???)
完聖体:神の歩み(グリマニエル)
瞬間移動または高速移動のような能力と思われる。

高速移動または瞬間移動のような描写が確認できる。
京楽の片目を撃ち抜いたり、強化後一護の不意を突くなど、
決して侮れない実力は持っている。

しかし目立った戦闘シーンはその程度。
相手したキャラクターも
京楽、強化後一護、強化後朽木白哉と強キャラ揃い。
能力紹介が無い点やマッチ運の悪さも含めて、色々と不遇寄りなキャラである。

朽木白哉によって撃破されており、生き残ったミニーニャとリルトットからは「強さ的に自分達の方が残るのは妥当」と言われている。
そのことから、純粋な戦闘能力はそれほど高くないものと思われる。



“O” ドリスコール・ベルチ

BLEACH」より引用, 久保帯人,集英社,

主な戦績

○ vs 雀部長次郎
○ vs 檜佐木修平
× vs 山本元柳斎重國

 

聖文字:O (ジ・オーヴァーキル/大量虐○)
敵味方に関係なく、生物を○せば○すほど強くなる能力。

雀部から卍解を奪い、檜佐木を素の能力で圧倒。
その後山爺と戦闘に突入し、雀部の卍解を叩き込むも、怒った山爺に対して“火に油”の結果となり、一撃で撃破された。

能力による強化は永続的なのか、それとも1ヶ月や1週間など縛りがあるのか、
ともかくある程度の期間は強化を上積みしていくことができる模様。

雀部や檜佐木など、隊長〜副隊長レベルを苦にしない実力を持つが、
特記戦力並みの力を持つ山爺には一撃で倒されるというライン。

そのため隊長クラスの中では真ん中くらい、またはその少し上くらいの実力があると思われる。



“P” ミニーニャ・マカロン

BLEACH」より引用, 久保帯人,集英社,

主な戦績

vs 更木剣八
vs 黒崎一護
vs 朽木白哉

聖文字:P (ザ・パワー/力)
完聖体:神の力(ポーニポラ)
筋力を大幅に強化する能力。

かなり弱体化しているとはいえ、更木剣八を一発で吹っ飛ばすパワーを持つ。
また、完聖体では伸縮するダンベル状の武器を生成し、威力と射程距離の増強を行なっていた。

ただし強化後一護相手には、攻撃をまともに命中させても大ダメージを与えられていない。
強化後一護のステータスの高さは目を見張るものはあるが、
ミニーニャは良くも悪くもパワーしか無いため、
「モロに食らったらやばい」描写はもう少しあっても良かった気はする。

“Q” ベレニケ・ガブリエリ

BLEACH」より引用, 久保帯人,集英社,

主な戦績

× vs 更木剣八

聖文字:Q (ザ・クエスチョン/異議)
相手に異議を唱え、何かしらの能力を発動する。

相手の全てに異議を唱えて何かしらの能力を行使しようとしていたが、
当の更木剣八はジェームズ・ギズバットの咆哮の能力により耳がキンキンしていたため、
能力発動以前の問題だった

更木剣八が規格外の戦闘能力の持ち主であり、
さらに味方(ギズバット)の咆哮のせいで能力発動を邪魔された可能性があるなど、
色々と不憫なキャラクター。

活躍していないのは事実なので、性能評価は下位に付けざるを得ない。

“R” ジェームズ・ギズバット

BLEACH」より引用, 久保帯人,集英社,

主な戦績

× vs 更木剣八

聖文字:R (ザ・ロア/咆哮)
声だけで敵を吹っ飛ばす大猿に変化する能力。

更木剣八の耳をキンキンさせ、その後一蹴される。

“化け物”の更木剣八相手とはいえ、能力を使った結果が耳をキンキンさせただけというのは、あまりに厳しい。

なんなら味方(ベレニケ)の能力発動の邪魔すらしている可能性があり、
色々な意味で戦うべきではなかったキャラクター。
性能評価は下位に付けざるを得ない。



“S” マスク・ド・マスキュリン

BLEACH」より引用, 久保帯人,集英社,

主な戦績

vs 阿散井恋次
○ vs 檜佐木、班目一角、綾瀬川弓親
○ vs 六車拳西
○ vs 鳳橋
× vs 阿散井恋次

聖文字:R (ザ・スーパースター/英雄)
完聖体:神の威光(?)
マスキュリンとジェームズ、互いが呼び合うことで傷を治したり蘇生することができる能力。

ゲームのボスのような、「マスキュリンとジェームズの両方を倒さなければならない」というギミック持ち。
マスキュリンを攻略するためにはまずこの点に気づく必要がある。

とはいえ、非力なジェームズを撃破すること自体は容易。
なんならマスキュリンがジェームズごと敵を攻撃する場合もある。

また、マスキュリンは精神的に不安定な状態に陥りやすく、相手の挑発や罠に引っかかる場面も少なくない。
つまりマスキュリンより格下であっても撃破の可能性は0ではない。

ギミックこそ厄介だが、付け入る隙も少なくない」という印象である。

もしマスキュリンとジェームズがガチ戦闘に徹するならば、
戦闘中は常に互いの名前を連呼するのが理想的ではある。

隊長格を複数名撃破しており、戦場を荒らすのに貢献している。

“T” キャンディス・キャットニップ

BLEACH」より引用, 久保帯人,集英社,

主な戦績

vs 更木剣八
vs 黒崎一護
× vs 朽木白哉

聖文字:T (ザ・サンダーボルト/雷霆)
完聖体:神の雷霆(バルバリエル)
雷を操る能力。

雷を操る能力で更木剣八・黒崎一護と交戦。
しかし進化した一護相手に、完聖体でもまともにダメージを与えることができず、片腕を持っていかれる大ダメージを受けた。

感情的に突っ走ることが多く、意地になって余計なダメージを受ける描写もある

雷という能力自体は速くて破壊力のある強力なものなのだが、
雷以上の速さと破壊力を持つ一護の前には手も足も出なかった。

朽木白哉によって撃破されており、生き残ったミニーニャとリルトットからは「強さ的に自分達の方が残るのは妥当」と言われている。
そのことから、純粋な戦闘能力はそれほど高くないものと思われる。



“U” ナナナ・ナジャークープ

BLEACH」より引用, 久保帯人,集英社,

主な戦績

vs 鳳橋
vs 山本元柳斎重國
vs 阿散井恋次(?)
vs 黒崎一護
× vs 朽木白哉
vs 藍染惣右介

聖文字:U (ジ・アンダーベリー/無防備)
霊圧配置を正確に計測し、対象の霊圧を完全に麻痺させ身動きを封じる能力。

各隊長格と対峙するも、決定的なやりとりは無いまま生き残り続ける。

その後朽木白哉によって撃破されており、生き残ったミニーニャとリルトットからは「強さ的に自分達の方が残るのは妥当」と言われている。
そのことから、純粋な戦闘能力はそれほど高くないものと思われる。

ただし、縛り状態とはいえあの藍染惣右介の力を一定時間制限するほどの能力を持っているため、侮ることはできない。

“V” グレミィ・トゥミュー

「美しさとは、そこに何もないこと」

BLEACH」より引用, 久保帯人,集英社,

主な戦績

○ vs 六車(?)、鳳橋(?)
○ vs 草鹿やちる
× vs 更木剣八

聖文字:V (ザ・ヴィジョナリィ/夢想家)
あらゆるものを想像し具現化する能力。グエナエルなどの人格を持った滅却師までも生み出している。

あらゆるものを想像し具現化できるという、一見するとチート級の能力。
ダメージの治癒は当たり前、溶岩や海水、果ては宇宙空間まで生み出す始末。
さらには自分自身を何人も生み出すことで、空想力を上げるなどやりたい放題の能力である。

しかし取り扱いが難しい能力でもあり、
例えば自分にとってマイナスな出来事を無意識にでも考えてしまった場合、具現化の際にマイナスな出来事まで発現させてしまう

そのため、相手に「負けるかも」と1ミリでも思ってしまうと致命的な隙になりやすい。

また、具現化したものは常に意識しておかなければ効果が消えてしまう。
例えば剣八との戦いに夢中になっていたグレミィは、やちるの骨をクッキーのまま維持することが出来なかった。

ネガティブ思考はNG、常に頭の中で全て整理しながら戦わなければならないという、
チート能力に見合った労力とリスクが存在する。

それでも能力をフルに発揮できた時の強さは尋常ではなく、本人が“最強”と謳うのも納得の能力である。

“W” ニャンゾル・ワイゾル

BLEACH」より引用, 久保帯人,集英社,

主な戦績

× vs 千手丸

 

聖文字:W (ザ・ワインド/紆余曲折)
敵からの攻撃は全てニャンゾル・ワイゾルを避けて通るよう歪む。

視覚的に見つけた敵だけでなく、本能的に見つけた敵を標的としている。
そのため、視覚で捉えた攻撃でなくても自分に近づく敵は全て捻じ曲げてしまえる。

あらゆる“敵”からの攻撃を一切寄せ付けない高い防御力を誇るが、
一方で千手丸からの“仕立て”には対応できていなかった。

よって、ニャンゾルワイゾルが本能的にさえ見つけられないほど高速な攻撃や、隠密行動には対応し切れない可能性がある。

さらに「周りに物が存在しない」場合にも無力。
地割れを起こされた場合、周囲に捻じ曲げる対象物が存在せず、ニャンゾルはあえなく地割れの奥深くまで落下せざるを得ない。

上記のように対策はいくつか考えられるが、それでも防御性能の高さは揺るぎない。
特に初見殺し性能は極めて高く、シンプルな戦闘を得意とするキャラに対してはトップクラスの刺さり具合を見せるだろう。




“X” リジェ・バロ

BLEACH」より引用, 久保帯人,集英社,

主な戦績

× vs 二枚屋王悦
○ vs 二枚屋王悦
○ vs 檜佐木はじめ隊長格数人
vs 京楽春水、伊勢七緒
vs 吉良イヅル

 

聖文字:X (万物貫通/ザ・イクサクシス)
完聖体:神の裁き(ジリエル)
銃口から標的までのものを貫通する能力。また、自身の身体が他の物質を貫通する能力も持つ。

貫通した結果だけを生み出すガード不可の圧倒的な破壊力が持ち味。
ほぼノーモーション・ノータイムで撃ち抜けるため、ガード不可はおろか回避のタイミングを取ることさえ難しい。

扱う銃自体も霊子で出来た弓のため、破壊されても再形成が可能。

さらに万物貫通の本来の能力として、リジェ自身の身体があらゆる物を貫通するようになる。
つまり、武器や鬼道攻撃がリジェをすり抜けるようになり、一切のダメージを受けなくなる。

全てを貫通する攻撃と、全てをすり抜ける圧倒的な防御力、
この二つがリジェの能力の真骨頂となる。

BLEACH」より引用, 久保帯人,集英社,

完聖体“神の裁き”では、これまで一撃ずつ放っていた銃撃を3発〜発射できるようになり、攻撃力が大きく上昇している。

さらに完聖体では何故か、(万物貫通とは直接関係のないと思われる)ワープ能力まで獲得。空間を貫通するということなのだろうか。

完聖体の状態は、圧倒的な透過性能によって絶対防御かと思われる能力だが、京楽の卍解ではダメージを受けるなど「無敵」ではない様子。
リジェ並の霊圧を持つ概念系能力持ちであれば、リジェの身体にダメージを与え得るのかもしれない。

…が、そうして完聖体に致命傷を与えても、さらなる異形へと変身して蘇生する
これもリジェの驚異的な点。

BLEACH」より引用, 久保帯人,集英社,

この状態では攻撃範囲も飛躍的に向上。砲口サイズの風穴だったのが、その数十倍〜数百倍の攻撃範囲へと拡大している。

また、異形の頭部を円盤状に広げることで、索敵することもできるようになっている。
隠れて機を待つことさえままならない。

さらにこの状態で撃破されても、無数の鳥の化け物へと分裂する。
凄まじい不死性だが、流石にこの状態では能力がスケールダウンしており、概念系能力でなくてもダメージは与えられるようになっている。

男子小学生が妄想する「自分の攻撃は全てバリアを貫通!相手の攻撃は全部すり抜け!ついでにワープもできるから!」というような、チート能力が鬼盛りな能力。
よくある斬魄刀や鬼道しか戦う手段を持っていない場合、リジェに傷ひとつ付けることができずその時点で詰み。

概念系能力等の特殊な能力を持って初めてリジェと同じ土俵に立てる。

さらに同じ土俵に立てたとしても、そこに待ち受けるのは超広範囲の貫通攻撃と首を落とされても蘇る復活性能であり、
ワープ能力や探知能力も相まって極めて凶悪な性能を誇る。

「概念系能力がある」だけではリジェに勝てる理由にならず、
ワープを繰り返しながら超広範囲の貫通攻撃で全方向を殲滅するだけで、
ほとんどのキャラを一方的に倒すことができると思われる。

BLEACH」より引用, 久保帯人,集英社,

作中では「神を斬れる」だけでなく「神の力を弾く」というカウンター能力をもつ刀を相手したために敗北したが、
仮にこの刀が「神を斬れる」程度の能力だった場合、リジェの猛攻に対応するのは極めて難しかっただろう。

総じて、あらゆる意味で最強クラスの滅却師といって差し支えない。
ジェラルド同様、本気を出される前に一撃で仕留めることが最大の対策となる能力と言える。

“Y” ロイド・ロイド

BLEACH」より引用, 久保帯人,集英社,

主な戦績

【R】
× vs 更木剣八

【L】
○ vs 更木剣八
× vs 山本元柳斎重國

聖文字:Y (ザ・ユアセルフ/貴方自身)
対象の姿をコピーする能力。
また、LとRのロイドはそれぞれ、対象の「力と技術/記憶と精神」を追加でコピーできる。

L・R共に更木剣八と交戦する。

Lのロイドは更木剣八の姿と力と技術をコピーしたことで多少更木剣八を手こずらせるも敗北。

Rのロイドはユーハバッハの姿と記憶と精神をコピーした状態で更木剣八を圧倒し勝利。
その後山爺と交戦し敗北。

Rのロイドは素の状態でも、ユーハバッハをある程度偽装できるレベルの地力を持っており、その上で記憶と精神をコピーできるため、記憶の中に残っている技術の上乗せが可能である。
それらの点から、非常に高いスペックの持ち主であると評価できる。

Lのロイドは更木剣八に倒されはしたものの、剣八曰く「まあまあだった」とそれなりの評価を受けており、
そもそも更木剣八が規格外の化け物である点なども含めると、
やはりかなり高いスペックの持ち主であると評価しても良い。



“Z” ジゼル・ジュエル

「すきだよ しぬほど」

BLEACH」より引用, 久保帯人,集英社,

主な戦績

vs 更木剣八
vs 黒崎一護
○ vs 班目一角、綾瀬川弓親
× vs 涅マユリ&破面軍団

聖文字:Z (ザ・ゾンビ/死者)
完聖体:神の死(アザルビオラ)
ジジの血を浴びた者は、ジジの言うことしか聞けないゾンビになる。

相手の攻撃を誘発するなどして自身の血液を浴びせ、その者をゾンビ化し意のままに命令する…というのが基本戦術。

血液を浴びせることで相手をコントロールするのがメインの能力だが、
それに付随してジジ自身が攻撃を受けても絶命しない不死性も兼ね備えている。
この耐久力でしぶとく戦場に血を撒き散らし、ゾンビ軍団を作り上げていくのが強力。

完聖体では、動く骨人形を何体も生成。骨人形自身が破壊された際、ばらばらになった骨で対象の動きを止めるという戦法を見せた。
完聖体の能力により相手の動きを止めた状態で、安全に自分の血を浴びせるというコンボが可能となる。

同様のコントロール能力の持ち主であるぺぺに支配力で劣ったり、
マユリにゾンビを奪われる余地があったりと、
コントロール合戦ではやや遅れを取る。

ジジの本領はコントロール能力+不死性という、二つの軸なのかもしれない。

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