【千と千尋の神隠し】裏設定&都市伝説の考察【カオナシ&ハク様&幻のラストシーン】
まず近年のネットの発達と共に上記のような説が浮上しましたが、
実際に劇場で流れていた時点で上記のような場面があった旨の発言をされている方はいませんでした。
更に言えば私は直接「千と千尋の神隠し」を上映直後に劇場に鑑賞しに行っていますが
幻のラストシーンについては一切の記憶がありません。
そしてそもそも脚本代わりとなる絵コンテに幻のラストシーンは一切記録されていません。
つまり物理的にあり得ません。
さてこの幻のラストシーン説で最も問題なのが、
作中で「小川」や「引っ越し」、「母親の愚痴」や「髪留め」等のシーンが実際に断片的に流されている、ということ。
つまり幻のラストシーンについての噂を聞いた時に、実際にそれらの要素を一つ一つ思い出せるが故に
「そういやそんなシーンあったかもしれない」とありもしないシーンに既視感を抱いてしまい、
自分も見た気がすると錯覚してしまい更にこの噂を拡散してしまうのです。
私も幻のラストシーンを見たことが無いはずなのに、想像しようと思えば出来てしまいます。
そしてもう一つ、千尋とハクの再会を願うファンが多いことも幻のラストシーンが作られた要因でしょう。
作中の内容だけでは再会が果たせるかが不安視される、しかし千尋とハクにはもう一度出会ってほしい、
千尋には湯屋での出来事を覚えていて欲しいしハクには無事でいて欲しい、
それらの願いが入り混じり幻のラストシーンがより信憑性のあるものとして、噂が作られ拡散されていったと考えられます。
とはいえ実際に無い場面であることは確かであり、
誤った情報をさも本当にあったかのように発信または拡散することは控えた方が良いでしょう。
最後に
以上が千と千尋の神隠しにまつわる都市伝説や裏設定でした。
こうした情報を知った上で作品を観ると、また作品が違って見えるのでは。
また「千と千尋の神隠し」は劇中で流れるBGMも良質なものばかりのため、オススメです。
個人的に「龍の少年」や「神さま達」がお気に入りです、ぜひ一度聴いてみてください。
というわけで今回はこの辺りで記事を締めます。
また次回お会いしましょう、さようなら。
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