ACHERNAR
Wikipedia「アケルナル」より画像引用、イメージ図
★直経:15,861,900km
さあなんだか楕円形な画像が表示されました。
このアケルナルという星は自転速度が異常に高速なため、こうした回転楕円体になってしまったというわけですね。
その歪んだ形状故に表面温度には著しい差があることも特徴。
ちなみにオーストラリアのシドニーでは一年中沈まない周極星として観測が可能です。
MELNICK 34
Wikipedia「MELNICK 34」より画像引用
★直径:27,828,000 km
直径は一つ前のアケルナルの倍ほども大きくなったMELNICK 34、
少年漫画もびっくりなインフレ速度です。
しかしこれはまだまだ序の口で…
SAGITTARIUS A
Wikipedia「いて座A」より画像引用
★直径:44,000,000 km
いて座Aは更に巨大、なんと4400万kmもの天文電波源(強い電波を放出する天体)。
この中心には超大質量のブラックホールが存在すると考えられており、
赤外線や電波、X線にて観測がすすめられています。
R136A1
★直径:44,663,000 km
観測史上最大の質量を持つR136A1がここで登場。
太陽の265倍もの質量、870万倍の光度という桁違いのスケールが特徴。
大質量の恒星はその一生を終えると超新星爆発を起こしブラックホールとなりますが、
このR136A1の場合はその質量の大きさゆえにブラックホールすら残さず吹き飛ぶのではないか、と考えられています。
色々とスケールが大き過ぎて、
「ウインナーはケチャップで行くべきかマスタードで行くべきか」について真剣に悩んでいる今の私が馬鹿みたいになってきました。
心を入れ替えて、とりあえずケチャップで行こうと思います。
POLALIS
Wikipedia「ポラリス」より画像引用
★直径:52,177,000 km
肉眼で観測できる星の中で最も(天の)北極に近いのがこのポラリス。
2016年に「ポラリス」という名前を付けられたばかりの、
名付けられたてホヤホヤの星です。
CANOPUS
Wikipedia「カノープス」より画像引用
★直径:98,789,400 km
そしていよいよ直径も1億kmを突破しようか、というところまできました。
カノープスは太陽、シリウスに次いで明るい恒星であり、
オーストラリアのメルボルンでは一年中沈まない周極星となっています。
アケルナル(先ほど説明した楕円の星)が一年中沈まない事といいカノープスが沈まない事といい、
これはもう観光がてらオーストラリアに行くしかなさそうですね。
さっそくナンバン国立公園に行ってきます。(※逆方向)
PEONY STAR
Wikipedia「WR 102ka」より画像引用
★直径:128,008,800 km
いよいよ直径が1億2800万kmと、日本の総人口みたいになってきました。
しかしここから更に桁違いの「大きさ」インフレが始まっていくのです。
J1407B
イメージ図提供:Ron Millerより画像引用
★直径:180,000,000 km
一見ラテアートを作ってる途中のような画像ですが、これは30個以上もの超巨大な輪をもつJ1407という星です。
「輪」といえば土星ですがもはやその比ではない凄まじい広範囲。
仮にこのJ1407が土星の位置にあった場合、
地球からは月よりもJ1407の「輪」の方が大きく見える事になるわけですからその存在感は別格と言えるでしょう。
THE PISTOL STAR
Wikipedia「ピストル星」より画像引用
★直径:425,768,400km
さあ4億kmという途方もない巨大さを誇るピストルスターが登場。
良い名前ですよね、ピストルスター。声に出して言いたい名前です。ピストルスター。
その特徴は凄まじい質量と莫大なエネルギー産生力。
太陽の200倍以上もの質量であるだけでなく、
太陽が1年間かけて放射するエネルギー量と同等の量をわずか6秒ほどで放ってしまいます。
更には太陽の160万倍の光度を持つ、極めて存在感のある星と言えるでしょう。
CHICYGNI
★直径:484,207,000 km
はくちょう座に存在する脈動変光星がここでランクイン。
脈動変光星とは膨張と収縮を繰り返し星の形状が変化することにより明るさが変わる星のこと。
形も明るさも変化する、見ていて飽きない星と言えます。
まあ見れないんですけどね。(お約束)
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