R DORADUS
Wikipedia「かじき座R星」より画像引用
★直径:514,818,000 km
直径が5億kmを突破、果たしてどこまでサイズはインフレしていくのでしょう。
このかじき座R星が仮に太陽の位置にあった場合、水星、金星、地球、そして火星あたりまでの惑星は完全に飲み込まれています。
119 TAURI (RUBY STAR)
Wikipedia「おうし座CE星」より画像引用
★直径:836,231,000 km
先ほどのかじき座R星よりもさらに5億km程大きなおうし座CE星が登場。
太陽の4万倍以上の光度を誇りますが、インフレした数字を見過ぎて皆さんそろそろ驚かなくなってきたのではないか、と私は懸念しております。
CW LEONIS
Wikipedia「CW LEONIS」より画像引用
★直径:1,061,638,200 km
直径は10億kmを突破。
このしし座CW星は大気中に酸素よりも炭素が多く含まれている炭素星故に赤く見えるのが特徴です。
IRC + 10420
Wikipedia「わし座V1302星」より画像引用
★直径:1,181,994,300 km
太陽のおよそ50万倍という極めて明るい光度が特徴の黄色極超巨星。
黄色極超巨星は赤色超巨星から青色に至る過程の段階の非常に稀な恒星でもあります。
つまりわし座V1302星は宇宙におけるレアキャラとでも言うべきでしょうか。
ポケ●ンで言うところの「ミュ●ツー」みたいなもんですね。
VY CANS MAJORIS
Wikipedia「おおいぬ座 VY」より画像引用
★直径:1,975,788,000 km
太陽の1460倍もの大きさを誇る、恒星の中では6番目に大きな星。
大量のガスがおおいぬ座VYの周りを1光年にも渡って取り巻いているのが特徴です。
RW CEPHEI
★直径:2,135,799,000 km
直径は20億kmを突破し、巨大な恒星も残りわずかとなりました。
ただし今回は「恒星限定」のランキングではありませんから、まだまだ記事は終わりません。
え?「恒星よりも大きなものがあるのか」って?
広いですよ、宇宙は。お楽しみに。
さて、このケフェウス座RW星の直径はおよそ太陽の1500倍。
空に太陽が1500個連続して並んでいる状況を想像していただければ、いかに大きな星かがわかるかと思います。
オラそんな空嫌だ。
UY SCUTI
Wikipedia「たて座UY星」より画像引用
★直径:2,376,511,000 km
太陽の1700倍もの直径を誇るたて座UY星、光度は太陽の34万倍と凄まじいスケール。
これも空に太陽が1700個連続して並んでいる状況を
もう良いかこの気持ち悪い例え。
QUASI-STAR
Wikipedia「QUASI-STAR」より画像引用
★直径:10,000,000,000 km
ついに直径は100億kmという桁違いな大きさに。
しかしこのQUASI-STARは実は宇宙の初期に存在した、とされる仮説上の天体。
中々ロマンがあります。
NGC1277
Wikipedia「NGC 1277」より画像引用
★直径:29,600,000,000 km
中心部に大質量のブラックホールを含んだレンズ状銀河。
直径300億km、ブラックホールの直径だけでも1020億kmにもなるという大きさです。
…が、ここから更にインフレは加速していきます。
PHOENIX CLUSTER BLACK HOLE
★直径:118,000,000,000 km
直径はなんと1000億km。
さっきまで10億kmや100億kmで「大きい」「凄い」と言っていましたが1000億kmはなんと表現すれば良いのでしょう。私のボキャブラリーの貧困さを痛感します。
このフェニックス銀河団は2012年に発見されたもので、
これまで観測されたことのないほどの凄まじい勢いで新たな星を生み出しているのが特徴。
ちなみに
銀河とは恒星やコンパクト星、宇宙塵やダークマター等が重力によって拘束された巨大な天体であり、
銀河団とは多数の銀河が互いの重力により形成された集団を指し、(スケールの小さいものは銀河群と呼びます)
超銀河団とは銀河団や銀河群が集まり形成しているものを指します。
コメント