【M-1グランプリ】歴代「俺たちが一番面白い」枠のコンビとその理由【大本命】#M1グランプリ

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みなさんこんにちはこんばんはゆきるりです。
今回はM-1グランプリ、「俺たちが一番面白い」枠について。

俺たちが一番面白い

オープニングの煽りVTRでは参加した多くの芸人が映るのですが、
VTRの最後には「ただ証明したい、俺たちが一番面白い」というナレーションと共に、特定の芸人が映されます。
この枠は決勝戦の連続出場者が映されており、特に近年は賞レースでの戦績が秀でた芸人が選ばれていることから、
「その年の優勝候補」と呼ばれることも多くなりました。

さて、ではお待たせしました。

以下が歴代の優勝候補一覧となります。

2007年

【笑い飯(西田)】

2007年時点で、2002年〜2007年まで6年連続出場をしていました。

仮に「面白い」枠が製作陣の思う優勝候補枠だとするならば、

2007年は他の連続出場組が前年度5位のトータルテンボス、前年度9位のポイズンガールバンド、そして笑い飯の計3組。

その中で前年度4位と比較的順位の高かった笑い飯が優勝候補という扱いとなったのかもしれません。

また、仮にこの時点で「面白い」枠の芸人を選定する基準が制作側で特にはっきり定まっていなかったとしても、

やはりM-1の顔となりつつあるその存在を打ち出すために、西田さんがこの枠に選ばれたものと思われます。

2008年

【スピードワゴン(井戸田)】

「俺たちが1番面白い」枠としては異例の、決勝進出を確定していないコンビをピックアップした回。

スピードワゴンは過去のM-1で連続出場を果たしていますし、また敗者復活で勝ち上がる可能性があるため、優勝の芽が無いとは言い切れません。

またスピードワゴンは2008年がラストイヤーということもあり、

決勝進出を確定させている笑い飯やダイアン、キングコングといった他の連続出場組を抑えての選出となったのでしょう。

とはいえキングコングは前年度3位という結果を残しており、この枠に選ばれてもおかしくなかっただけに異例の流れとなりました。

やはりラストイヤーという点が大きく考慮され、初期M-1戦士であるスピードワゴンが推されたものと思われます。

2009年

無し

2010年

【笑い飯(西田)】

「M-1最後の年」、ということでやはり最後はM-1の顔である笑い飯ということになりました。

つまり西田さんは2007年とこの年で2回「おもしろい」枠に選ばれていることになります。

製作陣やファンの、笑い飯に対する想いが強かったことがうかがえます。

そして見事、この「俺たちが一番面白い」枠としては唯一となる優勝を成し遂げた笑い飯。特にスリムクラブとの戦いは非常に見応えがありました。

無名の状態から変則的な漫才を披露し優勝候補に脅威を与えた、という意味で大きく共通する笑い飯とスリムクラブ。

笑い飯にとっては最後の最後に、“過去の自分たち”とも言える存在と戦い優勝をその手に掴んだのでした。

2015年

【ジャルジャル(後藤)】

復活後のM-1はジャルジャル後藤さんが選抜。

連続出場組の中では、ハライチや銀シャリがジャルジャルよりも2010年度大会では上位に位置していたのですが、

その後のバラエティやキングオブコントでの戦いぶり(もしかすると予選の出来も含まれている?)などから選ばれた、ということでしょうか。

事実、ジャルジャルはこの大会で革新的な漫才を披露し、大きな爆発を起こすこととなります。

“新生M-1”を象徴する、新しい漫才が目立った大会となりました。

2016年

【ハライチ(澤部)】

連続出場組の中では、最も順位が下であったハライチが選抜。

こちらも予選の出来を加味してか、あるいはバラエティ等での奮闘ぶりを見てか、

はたまた2009年から4回連続という出場回数を考慮されてか、この枠に選抜されることとなりました。

優勝には手が届きませんでしたが、前年度最下位の雪辱を晴らし、

敗退コメントでも笑いをさらっていきました。

2017年

【和牛(川西)】

9年連続決勝進出の笑い飯が旧M-1の顔ならば、

新M-1の顔は5年連続出場の和牛と言っても良いでしょう。

この2017年時点では2015年から3年連続の出場、特に2016年度は2位であったため、

あらゆる意味で大本命として臨んだ2017年の和牛。

実際この年は優勝こそできなかったもののとろサーモンやミキと凄まじい激闘を演じ、

和牛の実力をさらに知らしめる結果となりました。

特に新M-1では一つ流行りともなる「伏線回収」を大きく掲げたのもこの年です。

2018年

【スーパーマラドーナ(武智)】

2015年から4年連続の出場、最終決戦への進出経験有り、敗者復活戦を勝ち抜いた経験有り、さらには2018年がラストイヤーということで、

満を辞してスーパーマラドーナが選抜。

残念ながらこの年は順位こそふるいませんでしたが、

武智さんの熱い想いや、田中さんのシンプルなギャグは、大会を大きく盛り上げた要因となっています。

2019年

【かまいたち(山内)】

2017年から3年連続の出場、前年度までは常に最終決戦に進めるかどうかのボーダーライン上という優秀な戦績、キングオブコント優勝、そして2019年がラストイヤーということで、

まさしく大本命として臨んだ2019年。

出番順2組目としては異例の660点という高得点を叩き出し、最終決戦でも松本さんの1票をもぎ取るなど、その存在感を示しました。

この年の圧倒的な出来をきっかけに、バラエティでの露出も大幅に増加。

一躍全国区の人気者となったコンビです。

2020年

【見取り図(盛山)】

3年連続の決勝進出、特に昨年は最終決戦に進めなかったものの649点という高得点を叩き出していることなどから、

2020年の優勝候補筆頭として臨んだ見取り図。

結果は第3位。

あと2票あれば(もしくはマヂラブに投票された票を取れれば)、3票のマヂカルラブリーを抑えて優勝できたのに、という非常に惜しい結果となりました。

2021年

【ゆにばーす(川瀬名人)】

2021年で3回目の決勝進出となった川瀬名人。

今大会出場組の中では最古参の決勝進出組であり、今回で3度目の進出、トップバッターや最下位を経験している、そして「優勝すると引退」宣言をする尖っているながらも熱い想いなど、

色々な意味でM-1と関わりの強い川瀬名人が選ばれたのかもしれません。

ゆにばーすはこの年3年の空白期間を経て、満を辞してネタを披露するも残念ながら優勝はならず。

まだまだゆにばーすの戦いは続くこととなります。

2022年

【さや香(新山)】

2017年以来の返り咲きとなるさや香の新山さんが“一番面白い”枠に。
2021年の川瀬名人同様、返り咲きからの“一番面白い”となりました。
いわば“今年の顔”枠に選ばれたさや香はファーストラウンドを堂々の一位で折り返しますが、
最終決戦ではあと少し届かず2位。
しかし返り咲きからその存在感を十分に示したのでした。

2023年

【マユリカ(阪本)】

なんと、決勝初進出のマユリカ阪本さんが選ばれました。

これまでの傾向を覆す今回の選定。次回以降の基準が読めなくなった年でもあります。

2024年

ファイナリストの中で特に有力なのは、

令和ロマン(昨年度優勝)、真空ジェシカ(今大会唯一の四年連続決勝進出)、トム・ブラウン(6年ぶり2度目の返り咲き、ラストイヤー)。

次いで、ヤーレンズ、ダイタク、その他の初進出組……と続いていくと思います。

今回は流石に令和ロマンになるのでは、とも思ったり。

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