【逃げ上手の若君】北条時行について【邦時?巫女?】

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みなさんこんにちはこんばんは。
今回は「逃げ上手の若君」に登場する、北条時行というキャラクターについて。

はい、今回の記事も、ストーリーの詳細な内容や画像についてはネタバレになり得る上、著作権違反に該当する可能性も出てくるため触れることはできませんので伏せます。

「逃げ上手の若君」を既に読んだ方には伝わる形で、まだ読んでいない方にも魅力が伝わるような記事を目指しています。

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北条時行とは

勇敢な討ち死に

潔い自害

戦いと死こそが武士の名誉

そんな時代に少年は

逃げることで英雄となり

生きることで伝説となった

北条時行とは、鎌倉幕府総帥・北条高時の息子。幕府の後継者候補と目されていた人物でもある。

逃げること」と「隠れること」に関してひいでる一方で、
文武には関心がない様子。

これに関しては、「自分がお飾り」であることを自覚し、また尊氏のような全てに秀でる侍に幕府の安寧を託しているからこそ、と描写されている。

なお、武力こそないが、父親が弓競技を見るのが好きな関係上、弓はそこそこやらされていたためにそれなりに上手い。

必殺技の変遷

貞宗との犬追物では、「逃げながらの弓術」パルティアンショットを体得した。

また、吹雪からの教えで「逃げながらの剣術」鬼心仏刀を体得。

酒に弱く、数滴の酒を浴びただけで酩酊、戦場で命を落とそうと息巻く保科に対し、酔拳ならぬ「酔尻」を見舞った。吹雪曰く、「逃げるための筋肉を使った必殺技」。

さらに、逃げに通ずる技術として、吹雪から馬術を会得。吹雪曰く、時行は「逃げに役立つことなら夢中で練習する」らしい。

瘴奸との三度目の邂逅では、吹雪の発案で「酔尻」の派生系である二牙白刃を披露。郎党を信じる力と、逃げの力、その二つが合わさって初めて完成する技で、瘴奸を圧倒した。

更にはとある場面で頼重から、五大院を斬った宿命の刀「鬼丸」を渡される。なお、鬼丸を使うと後遺症による筋肉痛に苛まれるため、ここぞという相手のみに用いるようになる。

斯波家長との戦いでは、中先代の乱で尊氏率いる大軍の中を逃げ回った経験から生まれた新技を披露。兵の間を逃げ回りながら手首を切って行く「破軍(ぐんやぶり)・鬼心仏刀」。

更には、二牙白刃の派生系である千眼白刃(せんげんびゃくじん)を開発した。

また、貞宗との戦いを通じて弓の技術を盗むようになる。北畠顕家の弓は天才のそれであり見ても盗めないが、貞宗の弓は全てが理にかなっており、見れば見るほど理解が進むため。

逃げ上手の英雄へ

時行の兄である邦時による話では、時行の逃げ上手の才は父の高時や邦時よりも格上であり、
何か条件が整えば英雄になれる、とのこと。

そんな時行は、保科党を生き延びさせる戦いの中で、「死にたがりの武士を生きたがりに変える」ことを目標にする。

物語の最序盤は長寿丸として身分を隠し、伝令役を中心に戦場を席巻した。

やがて彼は戦場を駆けるようになり、「中先代の乱」の主として名前を残すようになる。

頼重との関係

当初は頼重のことを怪しんでいたが、彼と行動を共にする中で次第に信頼を置くように。

時に掌で時行を転がし、

時に自分勝手で独裁的で、

時に勉強勉強とうるさくて、

時に強く抱擁し、

時に血相を変えて助けに来る

そんな頼重のことを、時行はいつのまにか父親のように思い始める。

更には、「貴方(頼重)だって大きな宿命を背負っているのに、そんな貴方から貰うばかりで何も返せていない」と、彼に報いたいと思うようになる。

長い髪

特徴的な長い髪は、神聖さの象徴。

一度も切られていない長い髪は当時、穢れなきものの象徴だった。

また、子供自体にも神聖な力が宿るとされているため、

髪を切ったことのない時行はまさに縁起物の塊である。

時行はこの神聖な長い髪を、とある場面で頼継や頼重に使うことになる。

成長

頼重による教育を受けて、強靭な精神をもった文武両道の武士へと成長している。

貞宗との問答を演技と機転でやり過ごしたり、

直義との舌戦では後醍醐天皇による政治の穴を鋭く突き反撃の狼煙とした。

中先代の乱の後は自らの死を偽装しながら逃げ回り、「自分が最も高く売れるタイミング」を見計らって売り込むなど、したたかでもある。

彼が送った文書は、帝から見ても「幼子が書いたにしては出来すぎている」と、その教養を評価された。

武力だけでなく、知力や政治力も頼重により引き上げられた証明である。

北畠顕家との関係

北畠顕家と共に過ごす中で、彼の強さや矜持、振る舞いに敬意を持つように。

貴族意識丸出しで、差別主義者で、派手好きで出しゃばりで、意地悪で、自分が上に立たないと気が済まない北畠顕家。

そんな彼のことを時行は、兄のように思い始める。

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