【逃げ上手の若君】信濃守護・小笠原貞宗について【史実ネタバレ防止】

逃げ上手の若君

みなさんこんにちはこんばんは。
今回は「逃げ上手の若君」に登場する、小笠原貞宗というキャラクターについて。
はい、今回の記事も、ストーリーの詳細な内容や画像についてはネタバレになり得る上、著作権違反に該当する可能性も出てくるため触れることはできませんので伏せます。

「逃げ上手の若君」を既に読んだ方には伝わる形で、まだ読んでいない方にも魅力が伝わるような記事を目指しています。

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小笠原貞宗とは

信濃の守護を務める人物。

少し距離のある人間が手に持つダニの性別まで確認することができるほどの高い視力を持っており、
それを象徴するかのようにギョロギョロとした目つきも特徴。

眼球伝導で耳打ちが可能だったり、胃液を眼球から分泌出来るなど、そのギョロ目の異能っぷりは常軌を逸している。

圧倒的な弓の腕が最大の武器で、時行らを何度も追い込んでいる。

「武士はみな小笠原を手本とすべし」という帝のお墨付きを得るほど、卓越した弓術。

全ての障害を無効化し、将と馬を一気に貫く「射将共射馬」という奥義の持ち主。

その卓越した弓の腕から、敵でありながら技術を見て盗む、時行にとっての弓の師のような存在となっていく。

足利尊氏が謀反を起こした際に真っ先に北条を見限り尊氏に加勢しており、
そのことから信濃守護を任されるに至っている。

信濃には北条の郎党である諏訪が健在であり、
高い視力を持つ貞宗なら見つけ出せる」という尊氏の判断。

なお、加齢の影響か夜間はその自慢の視力が発揮しにくい様子。

そのため夜間は市河助房の聴力によるサポートを受けて、敵を討つことがしばしばあるようだ。

また、冷静さと状況整理能力、

そして屈辱を味わった場所に平然と戻るだけの精神力を有している点もポイント。

性格に難を抱えており、ただの巫女の耳を弓矢で裂くなどの行為から、「目玉いっぱいに性格の悪さが詰まっている」と評された。

その能力と精神力、信濃守護という立場から、時行らを何度となく脅かした。

なお、守護ということもあってか、罪もない人間を虐殺する行為には「税収が増えない」ことを理由に反対の立場を取っている。

礼儀作法

命を奪う相手だからこそ、奪う命に敬意を払って、座を正すべき

小笠原貞宗の信条であり、

江戸時代に一般化した正座は、貞宗がまとめ上げた礼儀作法に基づいている。

情熱

作中では、信濃守護として「仕事」の役割を担うことが多かった貞宗だが、

頼重と対峙した際には「二年前まで眩しく仰ぎ見るだけの存在だったのに、こうして雌雄を決することができる。滾らぬ武士はおるまいよ」と闘志を燃やしていた。

また、逃げながら天下を取りに行く時行に対しては、

「逃げも出来ず天下も狙えぬ立場としては、時行のことが少し羨ましい」と吐露しながら、

自分が射ち落とすその日まで、せいぜい逃げ続けるよう心の中で激励(?)を送った。

その後も

中先代の乱以降も、北条時行とはたびたび会敵。

時行からは、「敵ではあるものの父親のごとき尊敬の念を抱いた」と心中告白されており、

一方の貞宗も「北条時行」の名を聞くだけで、悪態をつきながらも目を輝かせる関係となっていく。

ただし、守護になってから七年経っても戦を収める事が出来ないほど反抗心の強い信濃の人間に対し「疲れた」「儂は老いてしまった」と漏らすなど、
中先代の乱以前と比べて自分の状況に苦心している様子。

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