【遊戯王5D’s】チームユニコーン、アンドレが強すぎる&ブレオのデッキ破壊が合理的な理由、そしてジャンの選択

アンドレの力

5D’sの中で、描写・戦績共に明らかにずば抜けているキャラ、アンドレ。

「アンドレ一人でチーム戦100連勝」
「アンドレが負けないので、ジャンとブレオはデュエルしたことがない」
など、凄まじい公式記録が残っている

そして作中でも、
遊星とのプラクティスデュエルでは時間切れによる実質引き分け、
5D’sとの試合ではシグナー3人を相手に2.5人抜きをかまし、作中キャラおよび視聴者を震撼させた。

この背景には、プラクティスでのデュエルを囮としたイメージ操作や、ジャックの転倒アクシデントなどがあるのだが、
それを差し引いてもジャックとアキには普通に実力勝ちしている印象がある。
恐らく遊星とタイマンすることになっても、引き分けに持ちこむくらいの実力はあるのではないだろうか。

作中でも、チームメイトのジャン・ブレオからは「天才」、
各種メディアからは「無敵」、
チーム5D’sの面々からはひたすら高評価を受けているアンドレ(ブルーノ含め、全員がアンドレを評価している場面がある)。

デュエルの内容も美しく、遊星からの「無駄なブラフは張らない」というアンドレ評通り、
全てのカードを無駄なく回し、退場する時も手札と場のカードを綺麗に使い切ってみせた。

ちなみにYouTubeの一挙配信時には、視聴者達から
「アンドレを3人集めろ」
「これもうチームアンドレだろ」
「えぇ……」
「強すぎて草」
「この人にダークシグナーと戦って貰えば良かったんじゃ?」
「この戦績でフォアザチームとか言ってるのヤバすぎて草」
「アンドレ、お前今すぐシグナーになれ」
など、
その高い実力を評価する声があがった。

ただ、遊星の健闘もあり、チームユニコーンは逆転負けを喫することとなる。

ブレオの「デッキ破壊」はもったいない?

「ブレオはデッキデス戦術を取る必要はなかったのではないか」
「ジャンの最後の決断のせいで負けた」
など、チームユニコーンの戦略面に対する疑問の声が視聴者からよくあがる。
だが、ブレオのデッキ破壊をフォローしておくと、決して理にかなっていない戦略、というわけでもない。

チーム戦において、ブレオとジャンが対峙する相手は基本的に「アンドレが3人抜き出来なかった相手」ということになる。
つまり、ブレオ達からすればまともなビートダウンで挑んでも勝機は薄い相手だ。アンドレですら勝ち切ることができなかった相手なのだから。
したがって、戦術をガラリと変えるのは自然な判断と言える。

とはいえ、アンドレがせっかく2000ライフを削った遊星を相手に、一からデッキデスを仕掛けるのは一見効率が悪いように思える。

だが、遊星のライフが半分削れたのは、アンドレが最後に発動したカードがたまたま「マジック・マイン」であったが故の結果であり、

アンドレの散り際次第では、ライフが丸々4000残った状態の遊星を、ブレオが相手にすることになったかもしれない。
そう考えると、「確かに、まともな殴り合いでブレオが遊星に勝てる気はしないな」という気にもなってくる。

ブレオはフルバーン戦術でもとれば、効率よく勝てたのでは無いか?」とも思ってしまうが、
5D’sの世界では、バーン効果を持つカードと、そのメタカードがとにかく多い。
ライディングデュエルの基本である「スピードワールド2」にすらバーン効果が搭載されている始末である。

その影響か、遊星達のデッキにはバーンカードや、バーン対策カードが少なくない量搭載されている。
そういった事情を受けて、チームユニコーンは「バーン戦術は対策されやすい」と判断した可能性がある。
実際、チームユニコーン戦だけでも、遊星のデッキにバーン対策カードがいくつも入っているのが確認できる。
マッチキルの無い一回勝負のあの世界では、バーン対策は必須なのだろう。

何より、バーン効果を持つカードをフル投入しなくとも「スピードワールド2」の効果で事実上バーン戦術は取れるのだから、
わざわざハイリスクハイリターンなフルバーン戦術に舵を切るよりも、
場合によってはビートもバーンも狙えるデッキ破壊」を使う方が、相手からすると対応しづらい可能性がある。

事実、遊星のデッキにはバーン対策カードはいくつも入っていたが、デッキ破壊対策カードは皆無であった。

とまあ、色々触れてきたが、アンドレが最後に遊星のライフを半分削ったのはあくまで「嬉しいおまけ」に過ぎず、
ブレオの基本戦術であるデッキ破壊を歪める必要性は薄い、ということだ。

チームユニコーンの戦術は、
基本的にアンドレが大暴れして3人倒し、
もしアンドレが倒しきれない程の相手がいたら、ジャンとブレオで戦術をガラリと変えて対応する。

アンドレの活躍次第なところはあるが、実際アンドレはチーム5D’s相手ですら2人抜き以上をこなしているので、「戦術アンドレ」+「デッキ破壊」は理にかなっている。

というか、ジャンの最後の判断次第では遊星相手にもデッキ破壊は成功していたため、ブレオのデッキ破壊戦術はそういう意味でも愚策とは言い難い。

さて、もしブレオがフルバーンだったら、遊星の残り2000ポイントをあっさり削り切って勝てたかもしれない、という声がある。
とはいえ、遊星が持つバーン対策カード達により完封され、
無抵抗の状態で遊星に大量展開されて、最悪の形でジャンに引き継ぐことになった可能性もある。

この辺りはたらればの世界だ。
残りデッキ数枚まで追い込んだ時点で、ブレオは十分仕事は果たしたと言える。

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