【遊戯王5D’s】チームラグナロク、いらんことをして負ける

感想

ギャラルホルンを発動して、ヨルムンガンドとフェンリルをプレゼントして、……という一連の流れがことごとく裏目に出たハラルド。

ただ、プレミ……というわけではないんだよな。
プレミというより「いらんこと」という表現が適切な気がする。

決着を急がず、神3体でじわじわ圧をかけながらアドバンテージを稼ぎ続ける方が、結果的には勝ちの目があった「かもしれない」。

決着を急ぐ気持ちはわかる。
なにせ相手は遊星。
神三体による制圧も、どこかでひっくり返される可能性は大いにある。
そして、そうなった時にはもう遅い。
だから、先手を打った。

それに、上記のコンボが出来る手札が「揃ってしまっていた」のも運の尽きだった。

恐らくハラルドは「やれる事は全てやる」性格なのだろう。
そして、多くの場合その方が良い結果を出す。

しかし、あの局面では遊星にことごとく利用され、裏目となった。
「やれることを全てやる」ことが敗因になるとは、皮肉なものである。

……とまあ、ハラルドをフォローしてみたが、正直「おいおい」となる部分もある。

特にギャラルホルンがアカン。
バーン効果&バーンメタが横行するあの世界で、そもそもギャラルホルンによる効果ダメージが通る可能性は決して高くない。
そして、そのために神三体のゾンビ戦術を捨てるのは、あまりにもリスクがある。

作中では、神の攻撃力を0にすることで実質無効化されたギャラルホルンだが、
正直手札誘発や墓地誘発のバーンメタカードでお手軽に対策されていた可能性もあった。
神三体をコストにした一世一代の大技が、お手軽バーンメタで無効化される可能性があったのである。

「神三体による継続的な制圧」と、「神をコストにした瞬間火力」という、戦術の食い合わせの悪さも相まって、遊星による逆転を招くこととなった。

チームラグナロク戦は事実上の決勝戦ということもあって見応えのあるデュエルだったが、
戦術面が優れていたチームユニコーンやチーム太陽と違い、良くも悪くも「神というパワーカード頼り」だった面は否めない。

要は、神様のワンマンチームだったわけだが、しかし最後はその神様に頼り切って「他に何も余計なことをしない」方が、実は勝ちの目はあったというのは皮肉な話である。

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