はい、みなさんこんにちはこんばんはゆきるりです。今回はバラバラの実について取り上げたいと思います。千両道化のバギーが食べた実ですね。
バラバラの実について
自分の肉体をバラバラに分離することが可能
自在に身体をバラバラにすることができるバラバラ人間。
自然系と同じく、身体だけでなく衣服にも影響を及ぼす悪魔の実。
まず攻撃面についての考察。
どこまでが衣服にカウントされるかはわからないが、
例えばトゲトゲまみれのマントを着用した状態でバラバラになれば、
バラバラになったパーツで相手の逃げ場を無くしつつ、
全方向から相手をトゲで隙間なく囲み追い込むと言った凶悪な攻撃も可能になる。
続いてバラバラの実の能力のメインとなる、防御面の考察。
身体を自在に切り離すことが可能というこの能力は、防御面で極めて脅威的な真価を発揮する。
後述する“斬撃耐性”はもちろんだが、
その他の攻撃に対しても自らバラバラになることで回避ができるのだ。
これが“防御”ではなく“回避”というのが一つ特徴で、
武装色特化のキャラからすると、自在にバラバラになる身体はそもそも攻撃が当たらず攻略が難しい。
一方で見聞色を得意とするキャラからすると、身体がどうバラバラになるかをある程度予測出来るため、比較的攻略は容易といえるかもしれない。
斬撃によるダメージを無効化できる
バラバラの実の真骨頂、あらゆる斬撃を無効化可能。
戦争編ではミホークの斬撃ですらダメージを受けている様子はなかった。
その際ミホークが覇気を使っていたかは不明だが、
少なくとも覇気を纏わなければ世界一の斬撃でさえノーダメージに抑え込めるようだ。
また、仮に覇気を纏った斬撃がバラバラの実に通用したとしても問題がある。
例えばミホークが覇気を纏ってバギーの身体を一部切断したとしても、
痛みさえ我慢すればバラバラの実の能力により再び身体を接着できてしまうであろう、という点。
具体的には、脳や心臓を切断されると流石に修復が難しいだろうが、
それ以外の部位であれば例え斬撃を受けて欠損したとしても“バラバラの実”の身体をコントロールする能力により、接合可能と思われる。
覇気に覚醒した剣士からしても、厄介な能力といえる。
ただしあくまで欠損を補えるだけで、出血してしまった分は取り戻せないし、痛みもそのまま。
厄介ではあるが、斬撃により圧倒し続ければダメージは蓄積するため、
“相手が剣士なら無敵”…と言えるほどの相性では無いのが現状である。
分離したパーツは空中に浮遊し、コントロール可能
バラバラの実の真なる強みはこの身体をコントロール出来るという点。
空中を浮遊することが出来、身体を自在に操ることが出来るという汎用性の高い能力。
上述した通り、自身の身体にトゲトゲのマントでも着けた状態で武装色硬化、その状態で全身をバラバラにして
相手を四方八方から追い詰める、という戦い方が可能になる。
あるいは毒を塗ったナイフを持った片手だけを切り離し、その片手を気づかれないよう移動させ相手の背後から奇襲を仕掛けたり、
相手の攻撃を受ける際に全身バラバラにすることで一時的に回避、再び集合して攻撃に転じる、といったテクニカルな戦闘が可能な能力。
それもこれも“身体を自在にコントロールする”というバラバラの実の性質があってこそ。
非常に便利で汎用性の高い能力だが、後述の制限が存在するため、それらを見ていこう。
例えば
・足だけは浮遊させることができない
・両足を中心とした一定の範囲内しかパーツのコントロールが効かない
といった点。
範囲に制限がある上、足は浮かせることが出来ないため格好の標的となる。
現にルフィとの戦いではその弱点を突かれる格好となった。
さらには、
・身体を細かく分離することが出来ず、そうなるとコントロール不能になる
極端に細かく分離することが出来ない
という制限もある。
まああまり細かく分離出来ると粉々の状態で相手の口から侵入し、体内から…というえぐい攻撃が可能になるため、ONE PIECEという作風的に難しいか。怖い。
覚醒すると…
バラバラの実は超人系の能力。
超人系の能力が覚醒すると、周囲の環境に能力の影響を与える、とされている。
例えばモチモチの実であれば床をモチに出来るし、
イトイトの実であれば建物を糸状に出来る。
ではバラバラの実が覚醒するとどうなるか…
つまり、あらゆるものを自在にバラバラにして、コントロール出来てしまうのだ。
一見“あらゆるものをバラバラにする”というのがとにかく強力に感じられる。
つまり相手の身体をバラバラにできるのではないか、ということだ。
だが、冷静に考えればおそらくは、「生物以外をバラバラにできる」という制限が存在するはず、という考えに思い至る。
これはバラバラの実に限った話ではなく、
おそらく多くの超人系能力の覚醒は、生物を直接の対象には出来ないものと思われる。
あるいは、仮に生物を能力の対象にできたとしても、
武装色が十分な相手には通用しない、と予想される。
周囲の建物を片っ端からバラバラにして相手にぶつけるだけでも十分強力なのだが、
武装色で固めた相手には建物が突っ込んでいこうとそれほどダメージは与えられないだろう。
個人的にこの覚醒の最も大きな魅力と感じている点は、
「あらゆるものをバラバラにできる破壊力」では無い。上述の通り、そもそも人体には通用しないことが濃厚な以上、あくまで環境破壊にしか役に立ちそうに無い。
では何が脅威的かというと、
「あらゆるものを自在に動かすことができる」という点である。
これはいわばテレキネシス、サイコキネシスのような念力に近い能力であり、汎用性の高さは他の能力の比ではない。
例えば海楼石をいくつか準備しておいて、戦闘になったら覚醒状態を利用してそれらを操作、
一つでも相手の身体に接触させた時点で、相手が能力者であればその時点で勝ち、
能力者でなくても物量で押し込む、といった極めて“雑に強い”戦い方が可能になる。
海楼石を悪魔の実の能力で直接コントロール出来ない可能性はあるが、仮にそうであれば
海楼石を載せた地面をコントロールすれば良い。ルールの掻い潜り方はおそらくいくらでもあるはずだ。
あるいは相手の立っている足場を片っ端からバラバラにしていくことで、簡単に相手の機動力を削ぐことも可能である。
他にも大量の土をコントロールして相手の気道に押し込んだり、
相手の攻撃がきそうな時は周囲のものでひたすら壁を形成したりと、
バラバラの実の“自在にコントロール出来る”という性質は汎用性の高さという点においてずば抜けている。
覇気などの理由で相手を直接コントロール出来なかったとしても、
相手以外のあらゆるものをコントロール出来るというだけで戦略の広がり方は段違いである。
この能力の使い手がネタ描写の多いバギーであるがために作中での警戒度は高くないが、
本気を出せばほとんどの相手と互角以上に渡り合える強烈な覚醒の可能性を秘めていると言える。
最後に
バラバラの実は何と言っても超人系離れした原型を留めない身体の動きと、能力の汎用性がウリ。斬撃耐性もあいまって活躍の場面はまだまだあると思います。
それでは今回はこの辺りで記事を締めたいと思います。それではまた次回お会いしましょうさようなら。
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