微妙な「意味がわかると怖い話」の共通点
長い
(長い物にも良作はある、というのは前提として)
まとまりがなく読みにくいものが多い。
意味怖の主流は短編であり、
意味怖を求めている人からすると冗長に感じやすい。
また、他の意味怖より長尺になったにも関わらず、
恐怖を感じさせるポイントの数が増えていない作品も多く、退屈に感じやすい。
明確な正解がない
恐ろしい雰囲気の「匂わせ」はあるものの、明確な正解が用意されていないパターン。
スッキリせず、インパクトに欠ける。
そもそも「意味がわかると」怖い話ではない。
解釈が複数通りある
上述した「明確な正解がない」とは対照的に、いくつも正解が浮かぶパターン。
「作りの甘さ」というメタ的な事情に意識が向いてしまい、冷める。
ウミガメ系(質問しないと絶対に正解が分からない)
「水平思考ゲーム」に類するもののため、そもそもカテゴリが異なる。
…のだが、初見ではその事が見抜きにくく、「ただの意味怖」として読み解こうとしてしまうのも厄介な点。
暗号系
「そんな暗号を残してる場合じゃないだろ」というメタ的な事情に意識が向いてしまい、冷める。
娯楽的な側面が強くなり、雰囲気を損なう。
ただのホラー
カテゴリ違い。
縦読み
「凄いけど、だから何だ」という感想に落ち着く場合が多い。
そもそも縦読みというギミック自体が既に使い古されたもののため、革新性も薄い。
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