【難問/短編】「意味がわかると怖い話」解説付き最新まとめ【短いけど難しい/2025年/意味怖 有名一覧/なんj】

ホラー・ミステリー

意味がわかると怖い話 “九”

お別れ会

今日は親友のA君が転校するのでお別れ会をやった。
みんなと別れるのが寂しいのか、A君はちょっと落ち込んでるみたいだった。
お別れ会はとても素晴らしいものだった。
途中、歌が得意なM君が歌を歌って盛り上げてくれたり、
学級委員のS子が詩の朗読をして雰囲気を作ってくれた。
そして、お別れ会のクライマックス。
親友の僕がA君にプレゼントを手渡す瞬間だ。
プレゼントはクラス全員で書いた寄せ書き。
昨日、出席番号順で周ってきたその白い綺麗な色紙に、僕は今までの思いを込めて
「ありがとう」と、一言だけ書いた。
親友なのにそれだけ?と思うかもしれないけど、その言葉だけで気持ちは十分伝わるはず。
僕は綺麗な袋に入った色紙をA君に渡した。
「元気でね、A君・・・」
「今までありがとう、W君・・・」
A君はちょっと照れたような表情を浮かべて、袋の中の寄せ書きを見た後
感極まったのか号泣してしまった。
そんなA君を見て、たまらず僕も号泣してしまった。
プレゼントをこんなに喜んでもらえるなんて、本当に嬉しい。
二人して泣いてる姿が滑稽だったのか、クラスの皆がニヤニヤしながらこっちを見ている。
僕は急に恥ずかしくなって、照れ笑いをした。
本当に、とても素晴らしいお別れ会になりました。

解説

Aくんはいじめにあっている。

W君の元に出席番号順で回ってきたにも関わらず、
「白い綺麗な色紙」ということは、クラスメイトが誰も書いていない。

また、AくんとWくんの様子をクラスメイト達はニヤニヤしながら見ている、など。

彼女

俺には彼女がいるのだが、最近嫁に感づかれたらしく、家に帰るといつも『どこ行ってたの』『誰と一緒だったの』等うるさい。
逆に彼女は毎日メールで励ましてくれるし俺にとってはオアシスのような存在だ。
しかし今日はメールが返って来ない。
俺はフられたのかと沈んだ気持ちで家に帰ると、ペットのジョンがものすごく上機嫌で迎えてくれた。
嫁も機嫌が良く、口うるさくなくなった。
もう不倫はやめようと思い、彼女に最後の『さよなら』メールをした。どこかで彼女のメール着信音が聞こえたような気がした。

解説

彼女はペットの餌にされた。

引っ越し

親の都合で住みなれた家から引っ越すことになった
俺は友人と離れるのが嫌で反対したんだけどさ
「2:1で多数決だから」とかいう理由で引っ越すことになっちまった。

新しく引っ越してきた家の新しい自室でネット環境を調えてつい昨日2ちゃん使えるようになった
んで久しぶりの2ちゃんを楽しんでたんだけど、
疲れが溜まってたから深夜に2回目の風呂に入ったのよ
湯船に浸かってのんびりしてたら2階から誰かが降りてくるんだけど
家族起こしちゃったかなと思ってる内に足音が脱衣所に入ってきて声がしたんだ
「お兄ちゃん、お風呂入ってるの?早く上がってよぉ~」
え?と思って黙ってると続けて
「もぉ~、上がらないんだったら一緒に入るよ!」
言うか言わないかするうち戸が開かれる
ビビって戸を渾身の力をかけて押さえて
「あっち行け!」って叫んだよ。
そうする内に向こうの力が弱くなって
「もうちょっとだったのに」
って声と共に足音がどんどん離れて行ったんだ

でも俺の声で家族が起きて来て
「夜中に騒ぐな!迷惑だろうが!」
「引っ越してきたばかりなのに御近所に迷惑掛けないでよね」
って叱られちまったが…

解説

2:1の多数決になるということは、家族は「俺」の他に2人。
そして、話の終盤に「俺」以外の家族のセリフが二人分出ている。
ということは、「お兄ちゃん」と呼んできた人物は一体……。

コタツ

1階にコタツで寝ている妹がいた。

上半身がコタツから出ていた妹を起こさないように、
反対の側から入り足を掴んで引っ張り上半身もコタツにいれてやろうとした。

引っ張ろうとした時妹は起きた。

妹は『あっ出かける時間!』とコタツを出て2階の部屋へ仕度しにいく。

なんだと思い掴んでた足を離した。

解説

妹がいなくなってもなお存在する足は、一体誰の足なのか。

ビデオ

俺の友達にKというオカルト好きがいた。
ある日Kが俺に見て欲しいものがあると言ってビデオテープを渡してきた。
なんでも幽霊がでるというある廃トンネルに真夜中にネットで知り合ったオカルト仲間とともに行ったらしく
そのトンネル内をKが撮影したものらしい
見てみるとKとオカルト仲間達が薄暗いトンネルをライトで照らしながら歩いていた。
するとKが
「そこで止めてくれ」
俺は慌てて一時停止ボタンを押した。
「左端の方をよーく見てくれ」
見てみると子供が背中を向けて立っていた
かなり不気味だ…
「言っとくけどやらせじゃないマジだぞ」
なんか胡散臭いな~と思いつつこのビデオを別の友達に見てもらおうと思いKからビデオを借りた。
そして友達に先入観無しに見て欲しかったので何の説明もなく「見て欲しい」と渡した。
その晩から友達から電話がかかってきた。
「ビデオ見たよ心霊スポットを撮影したんだろ?」
「そうKが撮ったんだ。何が写っているかわかった?」
「子供だろ?あれなんか胡散臭いよな」
「そうそう、あれたぶん人形か何かだな」
「まー不気味であることは変わりないけどね。なんかすごい目が光ってた」
「でもKはやらせじゃないって言い切るだろうな」
「アハハハハ」

と言いつつも内心あれは本物かもと思っている俺だった。

友達もきっと同じ気持ちのはず。

解説

「俺」が見た時は、映像の子供は背中を向けていたのに、
「友達」が見た時は、映像の子供は目を光らせている(背中を向けていなかった)。

鬼ごっこ

小さい頃、マンションで鬼ごっこしてたら友達がそのままいなくなってな。
その日俺は家に帰ったんだけど、そいつは帰らなかったらしい。
俺はふとマンションの屋上に上がれるようになっていたことを思い出した。
しかも、なんか狭い隙間みたいなところがあったな。
あいつもしかして、そこから落ちたんじゃないか。
そう思うといても立ってもいられなくなって今日早速そのマンションの屋上に登ってみた。
そしたら案の定、あいつはそこにいた。
隙間から見下ろすと「助けてー」と手を振っていた。

解説

友達は霊として、そこに居続けている。

トンネル

その晩は雨が強く降っていた。
現場に着き、トンネルの手前で車を脇に寄せ、一時停車。
その手の感覚は鈍いほうだが、不気味な雰囲気は感じた。
『恐い場所だ』という、先行イメージのせいもあるだろうが。

しばらく休憩の後、ゆっくりと車を進め、トンネルに進入開始。
こういう体験は初めてなので、ワクワクするような妙な高揚感を感じる。
友人達もいい年して遊園地の乗り物を前にした子供のような表情で、目を輝かせていた。
それほど寂れた場所ではないとは思うのだが、後続の車は来なかった。
なのでスピードをかなり落として進んだ。何かが起こる事を期待しながら。

しかし特に何も起こらず、トンネルの終端まで着いてしまった。
トンネルの壁などを観察していた友人たちも、別に妙なモノを見たわけではなさそうだ。
「もう1度いってみよう」と提案が出て、皆賛成した。
車をトンネルの端でUターンさせた。

何も起こらなかった。
不満なので(と言うか暇なので)、何度が往復してみようという事になった。
雨が強くなってきたのか、雨粒が車を叩く音がうるさくなってきた。

3,4往復ほどしただろうか。友人の1人が「おい、もう帰ろう」と言い出した。
何も変わった事も起こらず、飽きてきたのだろうと思った。
だが、何か声の調子がおかしかった。

トンネルの出口が見えるあたりで一旦車を止め、後ろを振り向いた。
帰ろうと言い出した友人は肩を縮め、寒さに震えるような格好をしている。
もう1人はその様子を見てキョトンとしている。
「え、どうした?何か見えたのか?」と聞いたが、「いいから、とにかくここを出よう」と言う。
“何か”を見たのか?期待と不安で動悸が激しくなってきた。
雨は一層酷くなり、ボンネットを叩く音が耳ざわりに感じる。
とにかく一旦ここを出て、どこか落ち着ける場所を探す事にした。

解説

トンネルの中なのに、雨の音が聞こえ続ける異変が起こっている。

メール

ある日、彼からムービー付きのメールが届く。
見てみると自○する内容だった。

縄に首をかけ首を吊り苦しそうにもがいて彼は逝った。
そこでムービーは終了。

解説

誰が送ったのか。

うってつけ

俺は、妻を殺してしまった…。
はやくこの死体を捨てにいかなくては。
人気のない山奥に車を走らせる。

しばらく走っていくと、死体を埋めるのにはうってつけの場所を見つけた。
ここならバレないだろう。

その場所は土もやわらかくてスコップで簡単に掘ることができた。
「深めに掘っておくか。」
どんどん掘り進めていくうち、俺は気づいてしまった。

解説

「埋めるためにうってつけの場所」だからこそ、他の死体も埋まっていた。

雪山

四人の男が冬の雪山で遭難した。

吹雪の中でなんとか山小屋を見つけて転がり込んだが、
電気が来ていないので明かりも暖房も無い。

このままでは凍死してしまうと考えた男たちは、
あるゲームを朝まで続けることにした。

そのゲームとは、部屋の四隅に一人ずつ立ち、
一人目が壁を伝って次の角で仲間にタッチして、
タッチされた相手が壁を伝って次の角まで進むというものだ。
こうすればうっかり眠って凍死することもない。

暗闇の中で黙々とゲームは続けられ、
翌朝、彼らは無事に下山することができた。

解説

そのゲームを二周以上するには、4人ではなく5人必要となる。
一体なぜか?

初期配置は以下の通り。4人が四隅に配置される。

①      ②

④      ③

ここから、以下のようにゲームは進む。

.  ))① ②

④      ③


.           ①

.           ②
④         ③


.           ①

④ ③((   ②


.           ①

③         ②

そう、④が行く先の隅には、①はもう居ないのだ。
つまり、このゲームは4人で行うと一周が限界。
しかし、本文では「黙々とゲームが続けられ」たことが明かされている。

つまり、「5人目」が居たということになる。

自然公園

トラックの運転手をしているんだけど、深夜の仕事中、突然便所に行きたくなったもんで、
通りがかりの自然公園みたいなところに車停めて、公衆便所に寄ったんだ。
便所から出たら、子供たちがピョンピョン飛び跳ねてたんで、
「なにしてんだ?」と聞くと、
「向こうに浮いてる人がいたから真似してたの。」と林の方を指さして
子供たちはピョンピョン飛び跳ねて見せた。
「へー…」
やっぱ小学生ってバカだよなー。
あ、まだ仕事残ってるんだったわ。はやく戻らなきゃ。

解説

小学生が目撃した「浮いてる人」も恐ろしいが、
そもそもなぜ深夜に小学生達が当たり前のように居たのか。

終電

終電車の中で眠ってしまい目を覚ますと、見知らぬ女性が俺の肩に頭を乗せてもたれかかるように眠っていた。
見ると黒髪ロングでかなりかわいい。貞子とかの不気味な黒髪じゃなく、綺麗な感じだ。

正直言って悪い気はしなかったので、しばらくそのまま乗っていた。俺の降りる駅はまだ先なので大丈夫だろう。

二駅、三駅を過ぎ車両には俺と、俺にもたれて寝ている女性の二人だけになった。
彼女はどこで降りるんだろう、起こしてあげた方がいいかな……そう思った俺が体を動かしかけると、

「動かないで……」
と、目を閉じ頭を肩に乗せたまま女性が言った。

さらに続けて、
「もう少しこのままでいたいな……」
って。

初対面の人に言われて不思議だったけど、女の子にそんなこと言われて理由を聞くほど俺は野暮じゃない。黙って肩を貸してやった。

でもさすがに自分の降りる駅が近づくと心配になってきてさ、とりあえず「どの駅で降りるの?」と聞いてみた。
すると「落ちる駅?」と返してくる。
「違うよ、落ちる駅じゃなくて降りる駅」
「降りる駅が落ちる駅だよ」

また意味不明な答え。さらに彼女は「貴方の降りる駅が、私の落ちる駅」と続けた。

ひょっとして、自殺でもするんじゃないかと思ってさ。この娘は俺の降りた駅で飛び降り自殺をするんじゃないだろうか?

どうしても気になったので、彼女に「落ちちゃいけないよ」と言ってみた。

すると彼女は「貴方が降りたら私は落ちる」と脅迫めいたことを言ってくる。仕方がないので「じゃあ降りないよ」と言ってあげた。

彼女は嬉しそうに、「ありがとう、約束だよ……破ったら貴方も落ちてね?」と言う。

この言葉に俺はゾッとしたが、今は彼女を落ち着かせることが優先だ。自殺を食い止めたい一心で、俺は「わかった、約束するよ」と言った。

そのとき、電車が揺れた。
そして彼女の方を見た俺は、彼女の不可解な言動のすべてを理解した。

解説

肩に頭を乗せる、男が降りると女は落ちる。
つまり、肩には女の生首が乗せられており、電車の揺れによってそれがごろりと落ちた。
男は女の方を見た時、頭と胴が繋がっていないことに気づいたのだ。

そして女は、自分と同じ生首の状態になるよう、男に「破ったら貴方も落ちてね?」と約束を仕掛けた。

若返り

老人『本当にこれで若返れるのか?』

男『えぇ。我社の開発したこの機械はあなたの細胞から全盛期だった若い体を生成し、
あなたの今の記憶を入れることで記憶はそのままに体だけは若返ることができます。』

老人『そうか…。お願いするよ』

そして老人はベッドに寝かせられシートが被せられた。

それから数時間。
老人(遅いなぁ…いつになったら始まるんだ?)

男『お待たせしました』

若い男『ありがとうございます。こんなに上手くいくとは…
ところでこの古い体はどうするんですか?』

男『こちらで処分いたしますよ。またのご利用お待ちしております。』

そう言うと男はベッドを焼却施設まで運んで行った。

老人(おぉ。前の誰かは若返りに成功したようだな。それにしてもやっと俺の順番か…)

若い男『ありがとうございます』

解説

若返りの正体とは、新しい肉体に「記憶」をコピーすることだった。
つまり、古い身体で生きるオリジナルの人間は処理される。

風呂まで

怖いから部屋から風呂まで全部電気つけて風呂入ってきた\(^o^)/

だるまさんが転んだは平気だったむしろ風呂でて部屋の電気つけるとき
掛けてた靴が落ちた時のほうがビビったw

解説

風呂に入る前に部屋の電気をつけていたのに、
風呂から出た時はなぜか部屋の電気は消えている。

強盗

ある家に強盗が押し入り、父親と母親を殺しました。
強盗は子供部屋へ入り、そこにいた小さな男の子に向かって言います。

強盗「お前の両親を殺害した。これからお前も殺害する。
ただ、一つだけ願いを聞いてやる。殺してほしくないと言えば生かしてやろう。願いは必ず守ってやる」

男の子「さつがいってなに?」

強盗「この世から消えて、二度と友達と会えないってことだ」

男の子は叫びました。

男の子「嫌!…僕、殺害いや!」

強盗「それが願いか?」

男の子が首を縦に振った瞬間、強盗は男の子を殺しました。

解説

「僕、殺害いや!」→「ぼく、さつがいいや!」→「撲殺が良いや!」

男の子の願いを叶えた形になる。

アトリエ

10年程前の話。

美術の教師をしていた姉がアトリエ用に2DKのボロアパートを借りた。
その部屋で暮らしているわけではなく、絵を描くためだけに借りたアパート。

せっかく借りてるのに住まないなんてもったいない!
そう思った私は姉に頼み込んでその部屋で一人暮らしをさせてもらうことにした。

一人暮らし初日。わくわくしながらアトリエに帰宅。
くれぐれも戸締りに気をつけるようにと言われていたため帰ってすぐに玄関に鍵とチェーンをかけた。

その後夕飯を作ったり本を読んだりして楽しく一人の時間は過ぎていく。
気付くともう夜も更けていたため、もう一度戸締りをチェック、ガスの元栓も締め眠りについた。

しばらくして、多分夜中の2~3時だったと思う。玄関がガチャっと開いた。
どうやら姉が絵を描きに来たらしい。

こんな時間に頑張るなあと、ウトウトしながら思っていると、私が寝ている隣の部屋に入っていった。
隣の部屋は画材やらキャンバスやら置いてある部屋。

そこで、姉はブツブツ言ったりクスクス笑ったりしてる。
うーん、やっぱり芸術家と怪しい人って紙一重だよなぁ、と、酷い事wを思いながらいつの間にか寝てしまった。

朝、目が覚めると姉はもう帰ったようで居なかった。
姉の絵に対する情熱は尊敬に値するよなぁ、と思いつつ出掛ける準備をして家を出る。

玄関の鍵を閉めた時に、突然恐怖に襲われた。
それ以来、私がそのアトリエに足を踏み入れることはなかった。

解説

チェーンをかけたのに、何者かが侵入してきている。

願い

ある女性が大学受験に悩んでいた。
すると突然目の前に男性が現れ、言った。
「あなたの願いは?」
女性は大学に合格したいと言った。
その後、見事女性は大学に合格した。
何年か後にその女性が就職に悩んでいた。
すると突然男性の声がした。
「あなたの願いは?」
女性は就職したいと言った。
その後、見事女性は就職した。

そのまた何年か後にその女性が人生に悩んでいた。
「あなたの願いは?」
女性は答えなかった。
聞こえなかったようだった。
男性は言った。
「順番を間違えたようだな……」

解説

察するに、願いと引き換えに五感を一つ失うようだ。
二つ目の願いを叶えた際に、聴覚を失い、男性の声が女性には聞こえなかった。

私「あ~しまった。
駅のトイレに化粧品忘れてきちゃった。
事務室に落とし物あるかも。」
受付係「ええ、ありますよ。
これでしょうか、
親切なおじさんが届けてくれました。」
私「どうもありがとうございました。」
直接お礼が言えなくて残念だった。

解説

駅のトイレに忘れた化粧品を、なぜおじさんが届けることが出来たのか。

友達

小学生の頃、俺には仲のいい友達がいた

俺と真逆でまじめな性格だったが、夏休みには毎日一緒に遊ぶほど仲良しだった

そいつの夏休みの宿題が一段落するまで待たされるのが日課みたいになっていた

俺の方は宿題は後回しにしてて日記もつけてなかったけどな

だが夏休みも終わりがけのある日、そいつは事故で死んでしまった
俺と自転車で競争中に、先を走る友達だけトラックと衝突、即死だった

葬式にはトラックの運転手も来たようだが、友達の親が怒鳴って追い返していた

俺も自分のせいだと言って謝ったが、そんなことはないと言って友達の部屋に連れてかれた

友達の物を何か持って行ってくれと言われて、いくつかの形見を貰った

毎日遊んでいた友達を失って、学校が始まるまで何もせずダラダラ過ごしてた

久しぶりに行った学校ではクラスメイトの死で騒いでたりもしてたが、意外と問題なく過ごせた

しばらくして俺の提出した自由研究が賞を取ったりしたがあまり実感が持てなかった

解説

友達の自由研究を自分のものとして提出した。実感を持てなかったのはそのため。

花火

親友に彼女を奪われた。ビルの屋上で花火観賞をしていた。
「あいつを奪うみたいになって悪かったな」
『しょーがない』
「怒ってないのか?」
『別に。あいつがお前を選んだだけ』
「なら良かった」
『あいつが待ってるから早く行けよ』
「ありがとう。応援してくれ」
俺は親友の背中を力強く押した。

解説

親友をビルの屋上から突き落とした。
「あいつが待ってるから」というセリフから、彼女も既にあの世に送っており、親友も同じ「あの世」に向かわせるつもりなのだろう。

意味がわかると怖い話 “十”へ

コメント

  1. 紫月 より:

     意味怖大好きなのでこのサイト見つけたらすぐ読み始めて3日で8話まで見終わって、しまいました(笑) 他にも思いつく意味怖があるのでぜひこのサイトで、紹介してください。待っております。

  2. より:

    同類です

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