【灼熱カバディ】全キャラに触れる感想・能京高校編【宵越/王城/井浦/水澄/京平/伊達/真司/畦道/伴/関/人見/久納】

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灼熱カバディ

キャント小せえぞ!!!

声出してけ!!!!

スラムダンク、ハイキュー並みに面白い。
そして、それらよりも感情を揺さぶられてるかもしれない。
カバディという「今まで全く触れてこなかったスポーツ」のルールを、専門用語を、私はもう当たり前のように受け入れている。

私はこの作品がものっっすごく好きです。
カバディやりたくなるもんな。

というわけで灼熱カバディの魅力を各キャラに触れながらここに掲載。
今回は能京編。

ヨイゴシ

なんだかんだ一番愛されてるキャラ。
スポーツに関してはプロフェッショナルな視点、それ以外は読者と同じ視点、というのが絶妙なバランス。
イケメンだけど微妙に庶民的でダサい、
でもそこが共感できて、可愛げがある。
ヨイゴシが主人公で良かったと本当に思います。

サッカーではトップクラスの実力、しかしカバディでは初心者、というのも主人公としてちょうど良い塩梅。
カバディでの成長描写を描きつつ、時折得意分野で無双してスカッと出来る。

ヨイゴシが成長しても「ご都合」にはならない。「ヨイゴシは元々のスペックも高いし、努力を継続するストイックさもあるもんな」と納得させられる。

そして、「この灼熱が、俺の世界だ!!」。高谷の「招待するぜ。俺のいた世界に。」と合わせて、本当に良シーン。

カラーも映えて、ヨイゴシの格好良さ、強さが伝わってくる。

お前本当にナイトエンドか?

というわけで「灼熱カバディ2」を楽しみにしています。

王城部長

無双系、攻撃特化、努力人。
少年心をくすぐる要素は満載だし、でもどこか儚げで、庇護欲を刺激される感じもある。そのアンバランスさがこのキャラの魅力。

そしてこの作品の顔でもある。

灼熱カバディでどこかワンシーン挙げてみろ」と言われたら、部長の攻撃場面を挙げる人は多いと思います。

灼熱カバディと言えばこの人。
この人が爽快に大量得点してくれるおかげで、毎試合が刺激的だった。
つまりは読者が常にワクワクできる。

そして、このキャラは恐らく最も現実離れした存在なんだけど、
でもこの人が現実的に活躍する根拠付けも作中で散々描かれたおかげで、限りなく我々が共感しやすい存在になった。

作者の努力や工夫の賜物だと思います。

このキャラの描き方・扱い方によっては「フィクション感」がもっと浮き出て、「子供騙し」「キャラが軽い」「冷めるわ」といった意見が出てもおかしくなかった。

逆に、これだけ丁寧にバックボーンや苦悩を描いたおかげで、

この人が凄まじい活躍をしても、「良い意味でのフィクション」として読者に受け入れられる。

部長が活躍するシーンの漫画的なワクワク感と、
その活躍を裏付ける現実的な努力の部分。
この二つのバランスが本当に素晴らしいなと思います。

書けば書くほど「灼熱カバディ2」が見たいなと思う所存でありますね

井浦 慶

このタイプのキャラって好き嫌い分かれそうなんだけど、
井浦に関しては「好きじゃない」は居ても「嫌い」は少なそうなイメージ。

努力人、頭脳明晰、影の柱。
そして常識人。

某対戦での「○○年後」描写はびっくりしました。
こういう他ではあまり見られない取り組み、チャレンジ精神も刺激的で、魅力でした。

水澄 京平

「キャラの掘り下げ幅」が意外と大きい人

過去描写はもちろん、家族関係や彼女(?)、友人に至るまで

水澄くらいの立ち位置のキャラがきちんと取り扱われていると凄く安心する。

「全キャラを大事にしよう」という意識を持って作品を描いてくれているのだなぁと。

井浦同様常識人的な枠で、かといって頭脳がキレるわけでもなければ、伊達程の筋力があるわけでもない、突出した部分があまり無いキャラ。

でも、だからこそ読者と同じ視点で、読者の期待に応える努力で、読者の予想を超える活躍を見せてくれたキャラ。

伊達 真司

白目、筋肉特化。
ビジュアル的にはかなりフィクショナルなキャラ。

他校のキャラに「あの白目の」と言われていて、

これ、漫画的な表現で白目が誇張されてるわけじゃなくて、本当にずっと白目の人間なのか」と思った記憶。

筋肉系のギャグが特に好きでした。というかこの作品のギャグ好き。

ギャグのセンスがある作品は戦闘パート以外も楽しく読める。

つまりは全部のパートが面白い。

畦道

良いキャラしてるよなぁ。

物語中盤、畦道を応援していた期間は確かにあった。

ヨイゴシや世界組に描写が完全に集中するのではなく、
畦道や水澄といったサブメンバーも活躍・成長していく過程が見れたのも、この作品の楽しいポイントでした。
畦道のような、「物語的にはそこまで因縁を背負ってないキャラ」が活躍しているシーンを見ると、作品の懐の深さを感じる。

センサーという特殊能力があったのは嬉しい誤算。
少年心をくすぐると同時に、活躍する根拠付けにもなった。

ちなみに畦道のデートにヨイゴシがヨイゴシしに行く回が特にお気に入りです。

ヨイゴシのああいうとこ好き

唯一、脳筋メンバーの中で心残りがあるとするなら、伴の活躍シーンがもっと見たかったなぁ。
関や人見はそれぞれ印象に残る試合シーンやギャグシーンはあるのですが、伴に関してはヨイゴシ関連だけでちょっと薄め。

とはいえキャラ造形的に、自由に動かしづらそうなキャラではある。

同じ理由で伊達も動かしづらそうなんだけど、
彼はパワーキャラ&過去の因縁というフックがあるので、物語には比較的積極的に絡んでいった印象。

伴も、何かしら突出した能力因縁があったら、もう少し活躍シーンが見れたでしょうか。

このキャラ好き

関がキャラ立ちしてるの本当に面白い。
わかりやすく関係性があるのは神畑程度なのに、
因縁とかそういうのは一切抜きに成長していった珍しいキャラ。

ある意味、一番現実的で理想的なスポーツマンとしての成長曲線に乗って行ったキャラ。

神畑との関係性と、本人の努力。相撲というアイデンティティもある。

元がスポーツマンというのもあって、高い身体能力の裏付けもあるし、
力士からの転向組は描かれていないから、
実はオンリーワンのキャラでもある。

シリアスでもギャグシーンでも映える、良いキャラになっていったなぁと思います。

人見

待て
可愛過ぎないか?

スポ根ものの宿命として、「女性を登場させづらい」というものがあると思います。
そこをどうクリアするのか?

こういう形で解決してくるとは……

いや、わかる
頭ではわかっているんだ
人見は男だ
上述した点も別に解決もしてない

だが可愛過ぎないか?

見た目も表情や言葉も

ヒロインじゃないんだけど、実質ヒロイン枠としても活躍したキャラだと思います。

あと、入浴シーンで人見の時だけ湯煙がやたら濃いのは笑いました。

スポーツ未経験&内向的なメンタルというキャラが、合宿を通じて成長。
日常パートではヒロイン&ツッコミ役として、積極的にキャラ立ちしていった印象があります。

「苦しいのは嫌だけど、苦しくないよりはマシ」というのは物凄く響きました。

久納コーチ&監督

ちゃんとしてる大人枠。

見た目は突飛なんだけど、思考はかなり真っ当。

能京が成長するために必要な、ちゃんとした大人枠。

この人世代のストーリーも見てみたいなぁ。

 

というわけで……

以上。

次回は時系列に沿って、奏和辺りのキャラに触れていこうかなと思います。

キャントしながらお待ちください。

カバディ、カバディ、カバディ……

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