みなさんこんにちはこんばんはゆきるりです。
今回は「負の性欲」について。
「負の性欲」
さてあまり聴き馴染みのない「負の性欲」という言葉。
ネットの一部掲示板やSNS等で使われはじめたため、知らない方も多いかと思われます。
もちろん辞書に載っているような言葉でもないので、
「ネット上で使われている『負の性欲』」の意味についてを説明しておきます。
「正」と「負」
「性欲」とは性的な満足を得るための肉体的な欲望、子孫を残すための本能的欲求を指しますが、
「負の性欲」はその反対。
性的に魅力的でない、「この相手とは子孫を残したくない」という異性に対する嫌悪や攻撃的な執着を指します。
「好きの反対は無関心」という言葉が使われますが、
「負の性欲」の場合は無関心ではなく異性への嫌悪やそれに基づく攻撃等を表します。
ただし「負の性欲」という言葉が周知されているのはネット上の一部のみであり、
字面だけでは意味を把握することが難しいこともあり、
言葉の解釈には個人差が見られる場合もあります。
性別によって「正」「負」は異なる？
すごいじゃん負の性欲トレンドに入ってるよ。男=性欲、女=負の性欲という雑なレッテル張りは嫌いだけど（男の俺にだって負の性欲なんていくらでもある）
— コスモ肉丸 (@nikumarukko) November 28, 2019
男の性欲は「正の性欲(オスとして自分の種を残すため、積極的に魅力的な異性にアプローチをかける)」、
女の性欲は「負の性欲(メスとして優秀な遺伝子を選別するため、そうでない異性との関係を避ける)」、
と性別によっても違いがあるのではという捉え方をする方もいます。
オスとメスの性役割と「正」または「負」の性欲が密接に関わっているのでは、とする意見ですね。
『負』は『悪』ではない
「普通の性欲が正なら、性犯罪は負の性欲によるものだな」など、しばしば捉え方が異なるユーザーも見られますが、
基本的には「正」と「負」はあくまでベクトルの話であり、
「良いこと」と「悪いこと」を表しているわけではありません。
とはいえ字面だけでは正確に意味は読み取れませんよね、わかります。
「負の性欲」に対して、「負の食欲とか負の睡眠欲とかはないじゃん！性欲だけ負とかつけるのはおかしい！」って言ってる人いたけど「負」をベクトル的な意味じゃなくて「悪」みたいに勘違いしてる気がする。
「不味そうだから食べたくない」とか「ストレスで眠れない」は負の食欲・負の睡眠欲だよ— ひていきし (@deknight440) November 28, 2019
『負の食欲』も存在する？
負の性欲って何？性欲に正も負もあるの？？？
正の食欲とか負の食欲とかもあるの？— あさひ (@hstnsm) November 28, 2019
「負の性欲が存在するなら、負の食欲も存在するのでは」というユーザーも見受けられます。
負の食欲ってなんだろうと思ったけど、「腹一杯のときにこれ以上食べたくない」っていう欲求のほうが近くね？
— メガサキ (@megasaki2) November 28, 2019
「これが嫌いだから食べたくない」が負の食欲なのか、
「お腹いっぱいだからこれ以上食べたくない」が負の食欲なのか、
負の食欲とは一体…？
批判的意見も
一方で「負の性欲」という言葉のあり方自体に疑問を抱くユーザーも多く、
「性欲に正も負もあるか」
「また造語がうまれたのか」
など批判的意見も見られています。
またその内容についても「特定の相手を嫌悪するのは果たして性欲の負の面なのか」という疑問を抱く方もおられるようです。
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