2は迷走している!!!
迷(メイズ)走(ランナー)だけに!!!
2・3共に、迷宮はどこ…?
しかも走ってるシーンもそんなに無い
メイズでもランナーでも無い作品、メイズ・ランナー
いやまあ、
「この歪な世界の構造そのものが迷宮」
「そこそこデカい街中をうろうろしていた」
「走ってるシーンも無くは無い」
「車とかでは走ってたかな」
と汲み取ることは出来るけど、
それを言い出したらハリポタもスターウォーズも、ほぼ全ての映像作品が「メイズ・ランナー」になってしまう
というわけで一作目の感想は過去に述べた通りなので、
2と3、それぞれの感想を述べていきます。
2
思ってたんと違うかった
迷宮要素は無い
命懸けで走るシーンは一応あったけど、それを言い出したら他の作品でも(ry
そして現れるゾンビ、ゾンビ、ゾンビ
アクションパート的なのはあるけど、有象無象のゾンビ相手だから燃えない
一作目同様、「種明かしの引き伸ばし」が多い。
引き伸ばしにあってる週刊連載作品を映画で観ているみたい
ストーリーの行き当たりばったり感が拭えない
「意味深な沈黙とか良いから、早く答えを言って、物語を先に進めてくれ」と思いながら鑑賞していた
また、登場人物が最善の行動を取ってくれない
1でもこの傾向はあったが、2では顕著
映画内のキャラには、鑑賞している私たちが思い浮かべるアイデアを上回って欲しい
なぜなら、映画内のキャラは、映画内の時間軸で数時間〜数年、その問題に取り組んでいるわけで
数十分映画を見たばかりの我々より、沢山のアイデアを脳内に巡らせてきたはず、と思うから
面白いと感じる場面はほとんど無かった
3に期待
3
楽しんだ。
2でかなり迷走(メイズランナーだけに)したように思えた作品だが、持ち直したように思える。
気になったのは、
・後半、人が死にまくった点と、
・どのように世界の収拾がついたのか、そこに主人公はどのように関わるのかが不透明な点。
ただこの辺りに関しては、気にならない人は気にならないか。
最後までかなり楽しんで見ることができた。
また、人を死なせまくったのも、ヘイト管理の意味合いが大きいと思う。
「過去にこういうことをしてたから、何かしら罰が必要じゃないか?」というキャラが優先的に死んでいったので。
私は
「それにしても死にすぎかな?
死以外のヘイト管理の方法も模索して欲しかった」
と思うけど、
ヘイト管理をしなきゃ、と意識を向けてくれたこと自体は嬉しく思う。
「世界の収拾のつけ方」は本当に描いて欲しかった。
ここはあえて続編に投げたのだろうか。
だとしても、ある程度の顛末は描いて欲しかったように思う。
気になるシーンは多い。
「早く行けよ」「早く言えよ」「ほら、だから間に合わなかったじゃん」……と思いながら鑑賞していた。
1・2に見られるこの作品の特徴は、今作でもそこそこ見られる。
まあ、一作目のスーパー・ワープ・ギャリー程のアレはないが。
一方、良かった点は多い。
2の迷走(メイズランナーだけに)を製作陣も反省したのか、
3はかなり熱量をもって描いてくれたように思える。
特に気に入ったのはバスを浮かすアイデア。
「メチャクチャだけど最高!」という感じ。
かつ、「確かにあの状況から脱出できるな」という納得性もある。
アイデアの面白ささえあれば、
多少のリアリティのなさは気にならない。
この作品だからこそ生まれた名シーン。
最後の手紙のシーンも良かった。
「粗はあるけど、良いところもある」という作品になったと思う。
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