【逃げ上手の若君】清原信濃守について【麻呂世界/小笠原貞宗】

逃げ上手の若君

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今回は「逃げ上手の若君」に登場する清原信濃守というキャラクターについて。
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清原信濃守とは

古墳時代から続く県知事的な役職である国司に就く人物。

半ばお飾りではあるものの守護の上司という高い地位から、貞宗相手に麻呂眉を強いるなど不遜な態度を貫いた。

「帝から直々に任命された国司」「帝はお許しじゃ」等、絶対的存在である帝を盾に重税や制裁を頻繁に行なっている。
なお、自身の支配下とするエリアを「麻呂世界」と呼ぶなど、そのセンスは独特。

個性的すぎる言動から初登場時編集から「この男明らかにやんごとない!!」という勢いのある煽り文が載せられていた。

重税を課し、払えなかった領民は殺し、払えぬ罰で土地まで没収するという凄まじい圧政を強いる。

もはや理不尽な独裁政権と化した麻呂世界の住人達からは、清原信濃守に対するフラストレーションも蓄積し続けているようで、

保科弥三郎率いる諏訪神党の一部が反乱を画策することとなる。

反乱で手痛い想いをしながらも生き延び、一度京に逃げ帰ると、帝の叱咤を受け、「帝のために」とやる気も残虐性も五割増しに。

貞宗から弓術を教わるなど、戦闘能力を向上させようと意気込んでいる。しかし、その実力はせいぜい公家の見習い程度。

ずば抜けた建築センス

そんな彼が持つ才能が、建築のセンス。

金で集めた猛者が重装甲を纏った上で棒担ぎと護衛を務め、

神輿の中から清原が安全に射殺していく、

戦闘神輿」を考案。

更には、神輿をどうにか破壊しようと群がる相手軍を、返り討ちにするよう人員も配置。

神輿の担ぎ手が一人倒れても、また代わりの人間が担ぐという連携。

仮に神輿まで辿り着いても、至近距離で清原弓矢が当たる。

武士の常識を外れた発想と、建築センスが合わさった戦法である。

ただし、神輿の特定方向のみを集中攻撃することで、担ぎ手の補充を間に合わせない、というわかりやすい弱点がある。

三度目の戦い

一度目は吹雪に圧倒され、二度目は戦闘神輿を破壊され、もはや戦意もすっかり喪失してしまった清原。

…なのだが、佐々木道誉は戦線離脱を許さず、尊氏によって神力を注入された清原は、「もう人間には戻れない」姿になっていく。

彼が持っていたのは建築・設計の才。

それは、清原に対し否定的な立場の人間も認めるもの。

部下からは「設計図や資材の手配は完璧。平和な時代に生まれておられたら、より輝く場所もあったろうに」と、清原が工事現場の指示役を務めるイメージが描写された。

三度目の戦闘では、貧弱な公家でも威力を出せる弩と、それを効果的に運用できる戦車を三日で作り上げてみせた。

いずれも動かすには人手がいるが、それらは全て保科党の領地からさらった人間を使うことでカバーしている。

更にはそれらの人間を人質として使うという、合理的かつ非人道的な作戦を練り上げた。

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