キングダムの原作を40巻くらいまで読んでいる状態で、今回の映画を鑑賞。
気になった点
①昌文君と政、震えすぎ問題
特に昌文君。何なんだあの微振動は。泣きそうになってたのに、ここで涙が引っ込み、笑いそうになった。
政も、あんな震える必要はない。
「気丈に振る舞い、淡々と話しているけど、よくよく見ると目は潤んでいる」くらいの方が、
リアルだし、政の覚悟と感情が読み取れてグッとくる。
二人して震えてる場合ではない。
②尾到のくだりが長い
半分くらいの尺で良い。
ただ、「尾到の結末」を知った尾平を、しばらく顔を映さず、背中から映す演出は良かった。
こういう「観客に想像させて、画を描かせる」取り組みは好き。
③セリフで全て説明しなくても
王騎に対する「『100回城を落とせば結婚』という約束を覚えていてくれたなんて…!しかも回数まで!」的なセリフは、口頭で丸々説明しなくても良い気が。
無言で噛み締めるくらいの方が、リアルだし、個人的にはグッとくる。
④カイネの演技が気になった
カリョウテンがカイネを「良いやつだと思っていたのに」的な事を言っていたが、そんなに「良いやつ感」は感じ取れない。
「李牧とカイネが、実は…!!」という種明かしシーンのカタルシスにも繋がるのだから、
なおさらカイネは打ち解けた感じを出しておけば良かったのに、と思った。
⑤王騎、トドメさせないか?問題
王騎がホウケンを討ち取れそうな所まで追い詰めるも、そこで李牧率いる軍勢が急襲。王騎は手を止める……
というシーン。
こういう「トドメを刺そうとするけど、やめちゃうシーン」は色んな作品にあるんだけど、
手を止めるなよ、と思ってしまう。
トドメを刺すまでに数十秒もかからないだろうし、
トドメを刺してから向こう見れないか?
王騎の周りには秦軍が結構居たから、王騎はホウケンに集中できる状況だし、
何よりあの戦場で「ホウケンを討ち取ること」より優先すべきことはそうそう無い。
もちろん事態の把握のために目視は必要なんだけど、
李牧軍が姿を見せてから近くに到着するまで、移動に多少時間がかかってたし、
なおさら「その時間を使って、ホウケンを追い込めたのでは」と思ってしまう。
そして、ホウケンが仕留められる可能性があった以上、
この采配を是とした李牧の「軍師としての価値」も揺らいでしまう。
結果的に、王騎はあの強襲をきっかけに命を落とし、李牧の目的は達せられたけど。
⑥李牧の衣装はやっぱり浮いてる気がする
うーん……
カリョウテンと李牧の衣装はちょっとまだ慣れない。
良かった点
①王騎は神
王騎はキャラも俳優さんも神なので、王騎の登場するシーンはどれも満足感があるもの。
キングダムを象徴するキャラ。もっともっと見たかった。
②騰は神
騰にフォーカスしてくれたのは嬉しかった。大きな魅力を持ってる人物。
強キャラ演出してくれて満足。
ファルファルも見れて、もっと満足。
③感動シーンは泣ける
感動シーンはどれも涙腺を刺激するものだった。
「泣かせようとし過ぎ」と感じてしまう部分もあったけど、そこはご愛嬌。
まとめ
満足。
これがシリーズ最終作ということだが、もし、もしも続編が出たら観に行きたい。
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