前回の予想通り、二人とも雷神をやりたがったからライジンになったらしい。
「一番ぶっ倒したい奴を隣に置く」というスタイルは正直カッコいい。芸人してる。
あと、ライジンの漫才というフォーマットをバチバチに仕上げてるのが、この漫画の作者の徹底ぶりを示してる。
内容もちゃんと面白い。
個人的に好きなくだりは、武装マックスバリュー。
ただ、審査員から「新しくて理解しづらいスタイル」扱いをされているけど、
正直「そこまでか?」という疑問はある。
冒頭と最後にライジン固有のフォーマットはあるけど、それ以外はオーソドックスなWボケ。
「ネタが若いから、中年以上の審査員には理解出来ない」という文脈でもなさそうだし。
ライジン固有のフォーマットに関しても、別にああいう個性を出すタイプの漫才師はいくらでもいるし、
「早口によるボケの畳み掛け」というスタイルも、キングコングやNONSTYLEなど、本家M-1だけでも何組もいる。
というか、2000年代後期M-1における主流の勝ち方でもあった。
M-1のランジャタイやKOCのキリンスマッシュ辺りと比べると、
ライジンは「理解出来る・出来ない論争」に発展するレベルの異常性では無い。
というか、特盛り牛丼大盛りの組体操の方がよっぽど理解出来ない。
ただ、もしかすると作中には笑い飯のような「有名なWボケ」がいない可能性もある。
だとすると、Wボケはそれだけで異端。
「理解出来る・出来ない論争」に発展するのは理解出来る。
嵐山:自分には理解出来ないが…
浜風みどり:正直好みとはちゃうけど
審査員からは上記のような評価を貰っており、点数が割れる可能性もある。
花井ワッハはこういうネタを評価してくれるのだろうか。
シュプレヒコールのリベンジがなされるか、
あるいはライジンが壁としてあり続けるか。
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