245話予想
若村と修の違いについては、前回の記事で「目的意識ではないか」と挙げた。
修の方が、目標が高くて明確。
「長期目標を達成するためには、これをする必要があって、じゃあこの試合でどうすればいいか」という短期目標の組み立てが出来ている気がする。
若村にはあまりそれが見えてこない。
「目標があるのが正しい」という訳ではないけれど、
あったほうが成長は手っ取り早い。
また、オッサムはトリオン量という絶対的なハンデが存在するために、
「限られたものをどう使うか」という能力に長けていった感はある。
そして、判断力も。
戦闘力に余裕がある他の人と違って、
オッサムは一つの判断ミスが致命傷に繋がる。
そしてオッサムの致命傷は、遠征を狙う玉狛にとっても致命傷。
そうした事情もあって、彼の判断力の精度と速度は上がっていったのではないか。
また、近界関係者の多さと、それに伴う近界関係の経験と意識も、明確な違いではある。
感想
身につまされる回
今回わかった若村とオッサムの違いの一つは、自ら考える力の差。
色んなものを背負い、隊長として嫌でも独り立ちをせざるを得なかったオッサムと、
目標地点を考えず、漫然と時間を過ごしていた若村。
若村の気持ちが余りにもわかる。
頑張れと言われても、具体的にどう頑張るかを考えられない。
上述の、今号で予想していた「目的意識」に関しては、当たらずとも遠からずな気はしました。
オッサムの方が明確で、若村はぼんやりしがち。
スペックは若村の方が上、というのはわかったが、
実戦で結果を出せるのはオッサム。
犬飼の言いたい事も凄くわかる。
答えを教えるのは簡単だけど、それでは応用がきかない。
しかも、若村は犬飼と一生行動を共にするわけではない。
いつか、彼自身が考えなければならない時がくる。
それを見据えて、無責任にならないように、自分の時間を注ぎ続ける覚悟で、犬飼は接していたんだなぁ。凄いなこの人。
ちなみに、次号もまだまだ言いそうなヒュース。
正直、若村のことが他人事とは思えない。
若村と共に、私も今一度、自分の仕事や勉強のあり方を見つめ直そうと思いました。
コメント