【焼夷弾?光の違い?】「火垂るの墓」のポスターは蛍じゃない?【怖い/戦闘機/B29】

ホラー・ミステリー

戦争で親を亡くした兄妹が、草むらの中で蛍の光を楽しんでいる様子が描かれている……かのように見えるポスター。

しかしよく見ると、上空に黒い影があるのが分かる。

この黒い不穏な影は、神戸大空襲にも参加した米軍のB29の形をしている。

また、蛍の光に思われた「光の玉」の一部は、爆撃機が落としていった焼夷弾と思われる。

事実、光の玉には丸い形流線型の二種類があり、色も少し違うように見える。

恐らく丸い方が蛍の光で、流線型が焼夷弾なのだろう。

なお、丸い光は画像の下半分を中心に存在するのに対し、
流線型の光は画像の上半分にのみ存在する。

蛍は地上を中心に活動するからこそ、画像の下半分に丸い光が集中しているのだろうし、

一方で焼夷弾は上空から落とされるからこそ、画像の上半分に流線型の光が集中しているのだろう。

流線型の光は兄妹の元にはまだ到達しておらず、
兄妹が蛍の光を楽しんでいる状況との整合性も取れている。

一見、蛍の光に癒しや楽しみを見出そうとする場面に見えるも、
その実「蛍の光」にも似た戦火が迫っているというおぞましさ・恐ろしさが描かれている。

なお、アニメを制作したスタジオジブリは2018年4月16日、ポスターについて、「当時を知る人が少なくなっており、確証を得られるものがありませんので、お答えは控えさせて下さい」とJ-CASTニュースの取材に答えていることがわかっている。

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