対立煽りをけしかけている人間だけが得をする……
という結果になるからやめた方がいい。
男女の対立煽りの中でバズっている投稿を見かけたら、プロフィールを見に行くと良い。
膨大なフォロワーを抱えたアカウントである可能性が高い。
これが何を意味するか?
過激な男女対立煽りをけしかけることで、投稿がバズり、注目を浴び、収益化している場合はカネになり、何かのリンクを載せている場合は多くの人をリーチさせることができる(=宣伝になる)、ということだ。
つまり、発信者には「男女対立煽りをするメリット」が存在する。
この手の話題は良くも悪くも注目されやすい。
ほとんどの人間は、「男女」のどちらかに属しているため、共感も呼びやすいのだろう。
そして、注目はカネになり、承認欲求を満たすためのエサになる。
だが、発信者以外にメリットは皆無である。
過激な投稿を見た事でいたずらに心を揺さぶられ、時間と感情を浪費することになる。
確かに、男が女に、女が男に対し、それぞれ思う事はあるかもしれない。
だが、そのわだかまりを消す手段が「男女対立煽り」である必要性は皆無である。
憎しみを助長し、無駄な分断が進むだけ。
何より悪質なのが、投稿を閲覧した事で生まれる異性への憎しみ……それが生まれた原因は、男でも女でもない。「対立煽りをしている人間」のせいなのだ。
心には元々、異性に対するトラウマや火種があったかもしれない。だが、そこに無配慮に強風を吹きかけて、大きくさせている。火をつけているだけでなく、火を強めているのである。
そして厄介なのが、こうした投稿を閲覧すると、SNSの仕様上、類似した投稿がタイムラインに頻発するようになる。
つまり、それが世論かのように見えてしまう、という点だ。
そして、自分の中でそうした価値観として形成されていく。
というわけで、いま一度「男女対立煽り」に対する向き合い方を考えてみて欲しい、というのが個人的な意見である。
また、異性への憎しみを解決する方法として、「SNSの万バズ垢の対立煽りに乗る事」は妥当なのか?
というのも併せて考えてもらいたい。
以上である。
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