責任や仕組みって大事
公式によるワイルドカード投票の呼びかけは「最も面白いと思った一組に一票を」なのだけど、
ネット上のコメントを見ると
「これまでの積み重ねで判断した」とか
「準決勝以降戦っていけそうなのはこの組だから、期待値込みで」とか
「今回のネタはそこまでだけど、芸人としては好きだから」など、
公式が呼びかける基準とは異なる理由で入れる人が多い
中には「その組しか見てないけど入れた」
「その組すら見てないけど入れた」
という人もいる
「ワイルドカードは準決勝のトップバッター確定なんだから、どうせ誰が行っても勝ち上がれないだろうし、だったら好きなコンビに投票しても良いでしょ、そうカリカリするなよ」という人までいる
これが「最も勝ち上がらせたいと思った一組に一票を!」だったら上記の理由も丸ごと納得だけど、
「最も面白いと思った一組に一票を!」という基準が明確に示されてるのに、という想いは拭えない
ただ、視聴者にフリーに投票してもらう、という制度が人気投票の傾向になるのはこれまでのM-1関連で分かっていたこと
「最も面白いと思った一組に一票を!」という大会側のポリシーや呼びかけを重視しない視聴者が出てくるのも、仕方ないのかもしれない
「ワイルドカード全組のネタを見てから投票しよう!」という人自体そう多くないだろうから、にも関わらず投票をすること自体公平ではないのだけれど、
だとしても投票理由が「一番面白かったから」にならないのはどうなのか、と思った
まあ、芸人審査ではなく視聴者投票にする時点で、
「ワイルドカード」はあくまで一企画であり、お祭りのようなもの、
どういう結果になっても「そういうものだしな」と割り切るのが健全かもしれない
ただ、それならそれで「一番面白い組に投票を」じゃなくて「一番勝ち上がらせたい組に投票を」という基準にいっそ変えて欲しいな、と思った
大会の示すルールに則ってる人間と、そうでない人間のギャップが、要らぬ軋轢を生んでいる気がしないでもない
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