①「刹那の十秒」で不可避の死が迫ってくるのを予知しながらも、回避しようがないことに絶望しながら死ぬ
ツェリードニヒの能力は予知と未来改変のようなもので、彼自身は素の人間のまま。炎や氷を出せたりするわけではない。
つまり、予知した未来に対し素の人間として対応していくことになる。
そうなると厄介なのは、「見えても対処できない現象」。
例えば、大規模な範囲攻撃。
あるいは、船ごと沈んだり、大量の瓦礫に押しつぶされるなど。
「見えたところで、十秒では打開できない」状況に対し、ツェリードニヒは打開できる力を持たない。
その隙を守護霊獣が補うと強いのだけど、描写を見る限り、そういった性質のものではなさそう。
したがって、ツェリードニヒの死因候補一つ目は、以下。
「刹那の十秒を発動し、自分が死ぬ未来を観測するも、それを回避しようがないことに気づきながら死ぬ」
②目や瞼を切り取られ、能力が発動出来なくなり死ぬ
ツェリードニヒの能力は、目を閉じて絶ることで起動するもの。
また、ツェリードニヒの趣味は緋の目の収集。
彼には「目」という要素が結びついている。
したがって、ツェリードニヒの能力を特定した誰かが、発動条件を妨害するために、彼の目や瞼を破壊する展開も予想される。
「目に拘ったツェリードニヒが、目をヤられて死ぬ」、という因果な死に方が考えられる。
まとめ
死因は概ね上記二つのどちらかに落ち着くのではないだろうか。
現実的なのは一つ目、漫画的な演出を考えるなら二つ目が有力。
あとは、誰がツェリードニヒをヤるか…
だが、そこは誰がヤっても何らかの意味を持ってしまうので、予想しようがない。
クラピカ、他の王子、テータ、ツェリードニヒの友人、名もなきモブ、あるいはツェリードニヒの事故・自爆……
誰がツェリードニヒをヤっても、何らかの意味を宿してしまう。
どんな意味を持たせるかは冨樫先生の創作感情によるものなので、予想は難しいところだ。
とはいえ、何の予想もしないのはつまらないので、一応有力なものを挙げておく。
クラピカだ。
一周回って王道、クラピカの物語を綺麗に締めるのではないだろうか。
厳密には、クラピカとツェリードニヒが最後タイマンを張って、しかしクラピカは殺し損なう。
だが、戦闘の影響で船内は崩落、ツェリードニヒは「刹那の十秒」を発動するも、広範囲に迫り来る瓦礫相手にどうすることも出来ず……
という展開を漠然と予想する。
クラピカが直接引導を渡すわけではないけれど、クラピカの影響により起きた現象で死ぬ。
この辺りが現実的な所ではないだろうか。
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