みなさんこんにちはこんばんは。
今回は「テニスの王子様」について。
テニヌ
さてみなさんは「テニスの王子様」という作品をご存知でしょうか。
まあ知らない方がこの記事に足を運んでいるとも考えにくいですが、
説明しますと「テニスを取り扱った王道スポ根漫画」であり、
美麗なキャラクターや熱い試合展開などが注目を集める作品となっています。
しかしネット上で特に話題となるのが「リアルなテニスではありえない展開や技」、
いわゆるテニヌ(テニスとは似て非なるもの)。
今回はそんな「テニヌ」を時系列順にご紹介していきたいと思います。
ではいきますよ。
関東大会編
菊丸が2人いる
最初のヤバいシーンはこちら。
時系列は関東大会準決勝、巻数にすると21巻目。
実はここまでの20巻は、特別人間離れした展開や技というのはみられなかったんですね。
42巻中20巻が現実離れしていないテニス漫画であった、ということがわかります。
さて話を戻し、六角中戦のダブルスで見せた菊丸の新技、分身。
テニスの試合はこれまで何度か見てきたことがありますが、少なくともヒトが分裂しているのを見た(と錯覚した)ことは一度もありません。
乾曰く「あれはおそらくあまりに移動が速いから残像が残って見えるんだよ」とのこと。
この超常現象を前に「〜だよ」と
さもそれが普通のことのように解説を行う乾先輩も相当な精神力を秘めています。
ちなみにその試合中にさらに分身数を1人増やした菊丸。
果たしてどのような動きをすれば三人という分身数を維持したままテニスができるのか気になるところです。
充血
立海大附属のエース切原赤也が関東大会準決勝で不動峰を相手に戦った際に見せた変化。
以降赤也は時間経過や、形勢が追い込まれるたびに目を赤く充血させるようになっていきます。
充血の原因は基本的に目の炎症や疲労によるものですが、
彼の場合は充血のメカニズムが異なるのかもしれません。大至急病院で検査を受けてもらいたいところです。
ちなみに対戦相手のリョーマは後日「目が真っ赤に充血してて 切原ほんとアイツコワすぎだよ」と至極最もな感想を抱かれることになりました。
また「テニスの王子様」を全話通してご覧の方からすれば、「赤也の充血?普通じゃない?」と思われるほど、
彼は今後さらなる進化(?)を見せていきます。この記事の中盤以降でご紹介していくことになるでしょう。
乞うご期待。
覚醒
上記の切原赤也と行った関東大会決勝前の野良試合で、
追い込まれた際に見せたリョーマの変化。
直前まで日本語を話していたのに突如英語を喋りだす、プレイスタイルが不規則に変化、
さらには試合後意識を失いこの状態を覚えていない等、
記憶にも異変をきたすほどのパワーアップを遂げました。
この状態のリョーマに手も足も出なかった赤也は「俺も限界を超えてえ」と思いを吐露、
後に色々な意味で限界を超えることとなります。
乞うご期待。
謎の異名
バトル漫画を中心に少年漫画ではこの手の「異名」が付けられるものですが、テニスの王子様は異名のセンスも一味違います。
関東大会決勝開始時の立海大附属の各選手の異名である
「最も怖いコート上のペテン師」「紳士(ジェントルマン)」が紹介されます。
はい、しかしこの異名がテニスとどう関係していてどうヤバいのかさえわかりません。
「紳士ってどういう種類の異名なんだよ」「ただの良い人じゃねえのか」など連載当時は私の脳内で多くの疑問が飛び交いました。
妙技
関東大会決勝の青学vs立海大附属、桃城&海堂vs丸井&桑原のダブルスで披露された、丸井の妙技。
ネット上にボールを滑らせたり(綱渡り)、ボールを鉄柱に当てて落とすなど(鉄柱当て)、
正直テニヌと呼ぶほど派手な技ではないものの、かといって普通のテニスと呼ぶのも微妙なラインなので思い切って入れました。
披露された2回とも対戦相手である桃城が「なんだこいつ」みたいな表情を浮かべているのが印象的です。
入れ替わり
同じく関東大会決勝にて披露された仁王の「イリュージョン」。
この時はペアを組んだ「紳士」の柳生に化け、互いに入れ替わっていたのでした。
あらゆる選手の能力をコピーし、さらにはその姿まで変装により模倣してみせる仁王の能力が光ります。
ただここで重要なのが「入れ替わり」を敢行するためには相手も仁王に化ける必要がある点。
この試合では「紳士」の柳生が仁王として振る舞っていましたが、
「なぜコート上の詐欺師でもない彼にそこまでの変装スキルがあったのか」とか、
「そもそもやってることが全然紳士じゃない」とか、
「実際のテニスの試合でこんなことしていいのか」とかは言ってはいけません。
あえて分身
同ダブルス戦にて説明された青学の黄金ペアの戦略。
外野からは「あえて菊丸を分身させ〜」というとてもテニス漫画とは思えない解説がなされています。
そもそも「あえて」の意味もよくわかりません。
いやまあ当たり前のように「分身させ」とか言われても「分身ってなんだよ」となりますが。
無我の境地
関東大会決勝、不二に追い込まれた赤也が見せた変化、「無我の境地」。
リョーマがかつて赤也に対して見せた変化でしたが、
真田曰く無我の境地は「頭で考えて動くのではなく、身体が実際体験した記憶等も含め無意識に動く」とのこと。
「ゾーン」状態の亜種とも受け取ることができますが、
独特のオーラを放っている点や、実際のゾーンとは異なる「無我の境地」という概念が登場している点がテニヌならではの大きなポイント。
ちなみに本来できない限界を超えた動きを続けるためスタミナの消耗が著しい、という特徴も見られます。
またこのオーラは漫画的表現ではなく、観客からも肉眼で確認できるオーラであることが次の話にて明かされます。
実際観客もオーラに対してのリアクションを見せていますしね。
この辺りからいよいよ「テニスの王子様」のテニス離れが加速してきました。
皇帝コール
関東大会決勝、リョーマとの戦いで真田に対して湧き上がる皇帝コール。
氷帝の跡部に対する「王様コール」も同様に、
そもそもどういう流れになったら中学のテニスの試合で「皇帝!皇帝!」というとち狂ったコールが湧き上がるのかはわかりませんが、
少なくとも立海大部員や観客たちは皇帝コールを発することに疑問を抱いてはいないようです。
ちなみにこの試合で真田は皇帝コールが湧き上がったにも関わらず敗北を喫しています。
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